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コミック感想
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作:三浦勇雄 / 画:山田孝太郎 『聖剣の刀鍛冶』 1巻 (MFコミックアライブ)

1ページ目にしてセンスの良さが伝わってきました。線が細くて綺麗な絵や、ページ構成、随所に現れる芸の細かさ、丁寧さ。かわいい箇所、かっこいい箇所、綺麗な箇所を不自然なく混在させられるのも見事です。ひょっとしたらこの山田孝太郎という漫画家さんはかなりすごい才能かもしれない。

いきなりベタ褒めでしたが、ほんとにこれは結構すごいと思います。もう実際に読んでもらうのが手っ取り早いかと思うのですが、ここまで手を抜かない漫画家さんは珍しい。山田孝太郎、今後の注目株かもです。

体の一部を霊体に捧げることで悪魔を生み出す「悪魔契約」を用いた悲惨な「代理戦争」後のお話。「代理戦争」の教訓から「悪魔契約」を禁忌としていたはずなんだけど、どうやら都市で不穏な動きが…… みたいな展開になっていくみたいです。

主人公の新人騎士・セシリーが可愛い。家の誇りと都市を守る信念を胸に体当たりでぶつかっていく女の子。典型的主人公かもしれないけど、それでも非凡な魅力があります。

やっぱりその魅力を支えているのは物語ですよね。騎士の誇りである「剣」をストーリーの中心に置くことでセシリーの内面へのアプローチを進めるのは上手い。

「悪魔契約」経験者の浮浪者にキャンベル家の剣を折られてしまった時の「まるで心まで折れてしまったかのようだ」にもあることだけど、剣は常に心の象徴なんですよね。

折れない剣(すなわち折れない心)が欲しくて女のセシリーが男のルークの工房へ行くんだから、まぁ今後の展開に期待しておきましょう。

でもね、ルークの刀だって使い続ければ折れる。っていうことはどんな強い心でもポッキリ折れてしまうことはあるんですよね。真面目な話、そうやって折れてしまった心を自分で直すことはできない。誰かの助けを借りて、再び心に信念を吹き込ませるしかないんじゃないかな。盗賊、人外、氷の悪魔との戦闘におけるセシリーとルークの関係からそんなことを思いました。

あと戦闘スタイルから感じたことを書きます。セシリーは相手の攻撃を剣で受けるし、ガツガツ剣で攻撃する。剣が心のメタファーであるとするならば、彼女のスタイルは心と心をぶつけ合うスタイル。かっこよく表現するなら信念を賭して戦っているわけであり、剣を失っても体を張ってルークの盾となるのは彼女が心で戦っていることの証でしょう。

それに対してルークは刀を消耗させることを避けるために相手の攻撃を受けることも、つばぜり合いもしようとしない。それはつまりルークの人付き合いの悪さを象徴するスタイルじゃないかな。なんて言うか、他人と深い関係を築きたがらない感じ。相手の気持ちをかわすスタイル。

でも、初登場でセシリーを助けたときは浮浪者の斧を刀で止めてるんですよね。つまり本当に他人を拒絶しているわけじゃない。これは忘れちゃいかんかも。

聖剣の刀鍛冶 1 (MFコミックス アライブシリーズ)聖剣の刀鍛冶 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
発売:2009/06/23
原作:三浦勇雄 / 原作イラスト:屡那 / 漫画:山田孝太郎
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