アニメの目

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2009夏期
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CANAAN 第12話 「忌殺劣者」

観ているときのアドレナリン分泌量がおかしい。改めて思い知ったけど『CANAAN』は自分のキャパを軽く超えているような気がします。

カナンは「女の子」ではなく「赤ん坊」だった。全てをを見て、何にも執着することがなくて、何でも受け入れることができる。マリアと出合った頃のカナンはまさしくそんな「赤ん坊」。

今でもそれを感じる部分はあります。例えば「サンタナの車を置いていくことはできない」と言うみのさんとマリアのやり取りのシーン。ユンユンはみのさんの気持ちを察してマリアに列車で帰ることを諭していたんだけど、カナンはそのやり取りを見ているだけで微動だにしていないんですよね。

カナンは共感覚で人の感情まで見ることができる。知ることができる。でもそれ以上のこと、つまり考えて理解するという行為をしていないんですよね。

光に向かってまっすぐに飛んでいく姿は電気の周りの虫みたい。カナンはほとんど本能だけで生きてるから「赤ん坊」あるいは「原始人」なんだと思います。

でもそれが「女の子」になったわけです。知り合った人を大切に思う「執着」を覚え、人間の集団の中における自分の立ち位置を理解するようになりつつある段階。友達は失いたくないし、その人たちが死んでいった大元の理由は自分であるという事実に苦しんでいる。

赤ん坊は「自分」の「おにいちゃん」が「パパ」の「こども」であることを認識できないといいます。つまり自分から伸びる関係の線は理解しても、他人から伸びる線は理解できないということ。さらに言えば赤ん坊には「自分」という概念すらない(だからこそ他人中心では考えられない)そうです。

「自分」という概念が芽生えるのは他人を中心とする社会を理解するのと同時。つまり「パパ」を中心にすれば「自分」と「おにいちゃん」が共に「こども」であること、「おにいちゃん」を中心にすれば「自分」が「弟」であることを理解して初めて「自分」を知るそうです。

カナンは今強烈に周囲の人物を意識しています。段階としては「自分」という概念を知った直後、すなわち「女の子」というところでしょうか。

マリアは多感ゆえに何も考えない「赤ん坊」であるカナンに希望の光を見ていたのかな。マリアは「見たくないものも全部見なきゃ」と思ってるんだけど、実際それは辛いこと。カナンは嫌な物も全部見て、でもそれで心を痛めたりすることがなかった。カナンは見る、知る、感じるということはしても理解はしないから。

そんなカナンに憧れて、ずっとそんなカナンであることを望んでいたのに、他人のことで心を痛めて他人のために悩むような「知らないカナン」になって、それで戸惑っているんだと思います。

でもこれも随分都合の良い話と言うか、見たくないものから目を逸らした結果。赤ん坊のようなカナンを望んで、そのカナンと一緒にいることで強くなれているような気になっているだけ。

カナンにとってのマリアが心地良いものであるように、マリアにとってのカナンも心地良いものだったんでしょう。そう考えるとすごく対等の付き合いにも見えるけど、実際はそうじゃない。

カナンがマリアを求めるのは、赤ん坊が母親を求めるようなもので純朴な好意。でもマリアがカナンを求めるのは、「見たくないものを見ない」ための目隠しとしてカナンが最適だったから。

でもカナンが「赤ん坊」から「女の子」になって、それで自分の目隠しにはならなくなってしまって、そのせいで見たくなかった事実が目に飛び込んできて絶望しているんだと思うけど、これは同時にチャンスでもある。

自分がカナンをそうやって都合の良いように利用していたというのはマリアにとって一番直視したくない事実のはず。だからこそそれをちゃんと見て、ちゃんと考えて、ちゃんと認識すれば「見たくないものも見る」自分に変われる。

マリアは列車を切り離して自分だけ死ぬという選択をしたけど、これじゃきぐるみ脱いだら死んでしまうノーブルームと同じ。今までカナンを照らしてあげる「灯ダチ」でなかったと思うのなら、その事実を見つめてから、カナンにとっての希望になれば良いはずです。

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◎CANAAN第12話「忌殺劣者」 from ぺろぺろキャンディー 2009-11-21

ユンユンはアヤトリしてた。マリアはカナンの写真を現像してた。そして、町でカナンを見つける。そして、カナンといっしょに寝るといいだす。翌朝、ミノル以外は列車で帰る。しかし、列車が止められる。カナンは危険を察知してむかう。死んだはずのシャムがいた。あと、死...

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