アニメの目

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コミック感想
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いけだたかし 『ささめきこと』 1巻 (MFコミックアライブ)

この秋からのアニメ化が決まっているタイトルです。実はアニメ化が決まる直前くらいから読んでいたんですけど、なんか感想を書くタイミングを逃し続けてついに放送直前までなってしまいました。

面白い漫画だし、書きたいことも沢山あるから1巻ずつ感想を書いていきます。

純夏と汐の関係は「親友になってしまったばかりに近くて遠い存在」みたいなもの。そこに一捻り「両者とも女子」、さらに一捻り「汐は自分の趣味を公言している」を加えた特殊な関係が既存の事実として物語のスタートから成立しているのは恋愛とその感情を描く漫画としては随分珍しいんじゃないかな。

やっぱり如何にして惹かれていくかっていうのはひとつのポイントだから、その感情の芽生えをひとまず横に置いておくスタートはなかなか新鮮でした。

そのおかげで1話からテンションは高めです。第1巻にしてキャラクターの感情の起伏は随分豊かだし、女子高生の騒がしい感じが良く表れていて純粋に楽しく読めます。

デフォルメキャラとか、ふきだしの中にキャラの顔を描くのとか、そういう漫画にしかない方法でキャラの一喜一憂を表現しているのも見事。純夏の感情の変化がページ単位どころかコマ単位で描かれていて、こういう転げ落ちるようなテンポでの展開も漫画独自のものだよな、と漫画の魅力再発見です。

その転げ落ちるようなっていうのがまさしく若者の淡い恋だと思うんですよね。ほんのちょっとした一言に勇気をもらったり、逆に自信をなくしたり、ちょっと期待したり、笑ってみたり、泣いてしまったり。そういう上下左右に動き回る感情がひしひしと伝わってきます。

プラスチックのファーストキスってお洒落なイベント。お互い好き合っているはずの純夏と汐の意識の微妙なずれが切なくもあり、同時に『ささめきこと』の世界への実質的導入を果たすインパクトを持つエピソード。このお面が純夏と汐の間に存在する障壁の象徴じゃないかな。

プラスチックのお面なんて薄いし脆いし外そうと思えば簡単に外せるものです。でも、それを外すためにはアクションが必須。二人がどうにかなるとしても、それにはまず「好きだ」という明確な意思表示が必要で、それを言うと友達ではなくなってしまうかもしれない。こういう感情って同性異性を問わずに普遍のものだけど、このお面エピソードこそが『ささめきこと』の世界そのものなんじゃないかと思います。

キスの練習相手になるほどに近い距離感。純夏と汐の間に薄いけれど確かに存在する壁。それから「ここ」というタイミングで一歩踏み出せない女の子らしさ。そういうのが詰まっていたように思います。

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