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いけだたかし 『ささめきこと』 2巻 (MFコミックアライブ)

特別絵がうまいわけではないと思うんだけど、時々ハッとするような絵があります。どーじんし作りで純夏にフラれた後ひとりで部屋に入って思わず泣いてしまったあの2コマ(72P)は秀逸と言う他ない。

さて2巻では純夏が汐以外の色んな人と関わり合います。まずは朱宮くんと妹プロデュースの擬似デート。これはあれだ、朱宮くんファンへのサービス回だ。

次は百合小説マニアの蒼井さんとゆりフェス用の同人誌作り。この3話ですごい感じたのが汐と一緒にいるときには見れなかった純夏の性格。具体的に言うと、どうしようもないくらいのお人よしな一面、飲み物をこぼしてしまってもすぐに切り替える前向きさ、人としてのまっすぐさ、かっこよさ。

こりゃ蒼井さんも惚れるわ。汐と切って離れた生活の中で純夏がこんなにもかっこいいのだと認識させられました。それは田舎でのガキどもからあれだけ慕われているというところからも読み取れるところです。ま、恋は惚れたら負けとも言いますから汐の前ではどうしてもね。

少し気になったのがどうして汐は蒼井さんをあそこまで避けたのかということ。お兄さんのことなんてそう簡単にばれるものでもないと思うのに、あの拒絶はどうも不自然に感じる。とすると汐が断固拒否し続けたのはやっぱり純夏が原因ですよね。

純夏と汐の距離感は同性(特に女性同士)でしかありえないくらいに近くって、だからこそ恋愛には発展できない。それに似た関係は男女でも出来ると思うんですけど、あくまで「似た」関係なんですよね。違いはどこにあるのかと言うと、それは下心じゃないかな。まあ下心の存在しない男女間の友情というのが存在するか否かという話はひとまず置いておくとしても、汐は本当に何の気もないつもりで付き合ってるわけです。

プールに行って男女で水泳を教え教えられしたら、それはもう間違いなくフラグですよ。何の気も起きてないなんてそれはちょっと嘘っぽくないか、という話。

でも事実は正反対。純夏と少しでも離れたら寂しくなって、一緒にいられたら楽しくって、電話一本が通じるのがとても嬉しいという完全な恋する乙女です。その辺の微妙なバランスが蒼井さんを拒絶するという行為の理由かな。

つまり、本当にただの友達だったら友達の友達と友達になることに何の抵抗もないだろうし、恋敵として認識したのならもっとハッキリ拒絶の意を表していたはず。ただの友達ではないんだけど純夏のことが「好き」という認識がないからこその態度だったんじゃないかな、ということです。

話は変わるんですが「蛇足」が面白いですよね。蛇足と言いながらちっとも蛇足でない大切なことを書いている気がします。蛇足の8、汐が食卓で何気なく言った一言にお兄さんが傷付くというのを軽いジョークとして表現している分ですが、これも結構面白い。本編と関連していることでもあるけど、要するに全く意図しない何気ない一言がすれ違いを生むということ。無意識に人はすれ違うんだよな、と感じました。

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