アニメの目

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2009秋期
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戦う司書 第8話 「沼と仲間と浜辺の貝殻」

いろいろ勘違いしていたらしいのでその辺は正しておかないとですね。ザトウとエンリケは別人。エンリケは「怪物」に成り損ね、島でザトウに殺され、本を食われたそうです。しかしまあ、実はエンリケこそが本当の「怪物」だったんじゃないかと、観てて思ったわけです。

だってザトウのやられ方があまりに情けなかったからさ。

エンリケは「肉」ながら笑いたいと願った。人を殺せば楽しい、楽しければ笑えると教えられた。だから「怪物」になってハミュッツを殺すために島で魔法の訓練を行っていた。と、こんな感じ。でも、ハミュッツの笑いを見せられて「これは自分の望んでいる笑顔ではない」と感じてしまったエンリケは、人を殺すことに抵抗を覚えるようになります。

それで皆で一緒に逃げ出そう的な一騒動あって、唯一生き残ったエンリケが、後に島にやってきたザトウに殺されたわけですね。

ポイントとなる小道具が二つ。羽根と貝殻。羽根は島から外へ飛び出すという方向性を示すアイテムで、エンリケが羽根を拾って(人を殺さない道を意識)、やっぱり雷で焼いてしまって(島から外に出ることを諦める)という動作はそういうことかと。

そうすると最後にザトウから身体を奪い取った場面の羽根は、今後エンリケが人を殺さずに笑うことのできる方法を模索して、外へ飛び出すということの証でしょうか。

貝殻は「本」に近いものだと思います。クモラが浜辺に貝殻を並べていたのは、エンリケとの戦いで命を落とした仲間たちの抜け殻。まあ人は死んだらそれまでなんだけど、この世界では「本」として残ったり、死後に世界に及ぼす影響が特別大きい。

だから死んだ彼らが島に存在したという証として貝殻を並べていたんでしょうね。

さて、死後に世界に及ぼす影響という話をしたけど、今回のエンリケからはそれを顕著に感じました。

ここで話は戻ってエンリケこそが真の「怪物」だったんじゃないかという話。エンリケはクモラの涙で殺人の空しさを知り、もうこれ以上は止めにしようと考えたわけだけど、彼の雷にできることは全てを焦がすことだけで、クモラを守ってやることはできなかった。

結局ザトウに殺され、「本」を食われ、ザトウの中で罪悪感と共にどうしようもない無力感を感じてきたんだけど、最後には食われた「仲間」たちを次々と「殺す」ことで「怪物」を止めてみせました。

殺しても笑うことはできない。殺しなんてもうしない。そうやって思っていたはずなのに、ノロティを守るために次々と「仲間」を殺していけるのって、すごい。彼なりに人の重みを知った上で貝殻すら焼き尽くしているということですから。その精神力は「怪物」と評するに値するんじゃないかな。

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