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2009秋期
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とある科学の超電磁砲 第12話 「AIMバースト」

前半総決算はこれまで感想で書いてきたように、能力者と無能力者との関係を中心に、いい意味で予想通りの展開をして、それでいて予想を上回るクオリティでした。この際だからはっきり言います。「超面白かった!」

能力開発ができずに、無能力あるいは低能力に留まる人々の苦しみが集まって具現化したのがAIMバーストです。彼らの意志が原発施設に向かっていたのを、美琴は「怪獣映画か」と表現していたけど、その本質は怪獣映画とは全然違う。怪獣映画で怪獣が原発施設なり、危険なところに向かって進行するのは、派手なピンチを演出したいから。でも、AIMバーストが原発施設に向かったのは、毎日絶望や屈辱を受け続けてきた子供たちの学園都市そのものに対しての不満が爆発した結果だから。

つまり、能力者という夢を見て学園都市に来た子供たちが、能力開発に失敗してしまった結果生まれた悲しみを、学園都市の破壊という行為で消化しようとしたんでしょう。もちろん、そんなことで消化できるはずもなく、それは木山先生の生徒の女の子が「学園都市に育てられたから学園都市のために能力者になりたい」と言っていたことからもわかることです。

その一万人の無能力者の悲しみを真っ向から受けて立ったのが学園都市7人のレベル5のひとりである美琴。これは学生たちをリードする存在であるレベル5の鑑とも言えます。前を行く者は後ろも見なければならない。

美琴は本当に優しい人だから、闘っている間はずっと「もっと早くに佐天さんたちの悲しみに気付いてあげられれば」ということを思っていたでしょう。最後に一万人の悲しみの声を全てまとめてレールガンでぶっ飛ばしたのは彼女の優しさです。

さらに、未だに能力が不明なレベル1の初春もジャッジメントとして体を張って活躍したように、無能力者一万人の嘆きに対して高能力者と低能力者が向き合うという形になりました。

これはすごくいいと思う。どうしても「できる子」から「できない子」まで段階的に優劣の定まってしまう学園という環境において、すべての階級の子供が関わって問題を解決しているんですから。

学園都市における能力者と無能力者の理想的な関係がここにあるように思いました。

さて、今回見せられた「いい関係」は生徒間だけのものでなく、子供と大人、生徒と先生の関係でも、理想的な形が提示されていたように思います。

大人っていうのはもちろん木山先生。前回までの感想で、「脱ぎ女」は制服(=自分の所属、身分を表すアイテム)を簡単に脱ぐことから、人間集団からの脱退を意味している、というふうに書いてきました。これが一人で子供たちの救出に奔った木山先生を象徴している、と。

今回、AIMバーストが暴走を始めた段階で彼女は「科学者の制服」である白衣を脱ぎ去りました。これは「もう科学者としての私にできることはない」という「投げ」の姿勢だったんだけど、ここで脱いだ白衣を最後まで着直してないんですよね。

「子供たちのことを諦めるつもりはない」「どこにいようと私の頭脳はここにある」「手段を選ぶつもりはない」と、またしても科学者としてトンデモ発明をして大暴れしそうな発言でした。でも、次も同じようなことをするはずはないです。

だって、彼女は今回のことで、自分が守りたいのは自分の生徒だけでなく、レベル0からレベル5まで含めた学園都市の子供全員なのだ、ということを知ったはずだからです。美琴みたいに、強くて優しい最高の生徒である美琴に対しても「また気に入らなかったら邪魔しに来てくれ」と言っているのは、自分を諫めて欲しいという意味以上に、私とのやりとりを通してもっと成長してくれと言っているようでした。

彼女は科学者であることをやめ、学園都市に生きる一人の大人として、全ての子供の先生にならなくてはならないと思ったんじゃないでしょうか。

これが子供と大人の理想的な関係。もちろん、アンチスキルのお姉さんも、すばらしい大人の一人です。

さてさて、そんなこんな。前半部分は安易な水着回で締めくくるようですが、とりあえず前半はかなり面白かったです。

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とある科学の超電磁砲12話(AIMバースト)の感想 from 本とTVとDVDの感想日記 2010-01-07

 とある科学の超電磁砲12話(AIMバースト)を見ました。木山先生から1万人の思念が形になった化け物が現れました。この化け物君、見かけ...

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