アニメの目

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涼宮ハルヒの消失 感想

終わって何を感じたかというと、とりあえず「3時間があっという間に過ぎてしまったなぁ」ということぐらいでした。

実際に観ているあいだに考えたことはほとんどキョンが言ってくれました。彼の望む日常。長門の感情。あと世界についていろいろ。

彼の迷いであったり自問であったり、そういうものの中で熱く語ってくれたので、ここで僕がいらんことを言って水を差すこともあるまい。ということで、そこはキョンくんの頑張りに甘えます。

それに加え、ロードショーから2週間以上経っているので、あらかた感想も出尽くしている(というのも変な表現ですが)と思うので、あんまり普通の感想を書く気もありません。それを書きはじめると本当に長くなりそうなので。

そんなわけで、きっと少数派である原作未読者の立場でしか感じられなかったであろうことをいくつか書きます。

まず、原作を読んでないと、「世界を変えてしまったのは誰か」というのが分からないんですよ。いつも通りに登校すると谷口の様子が昨日までと違いすぎる。教室では風邪が大流行していてハルヒも休みらしい。キョンが異変に気付き始めた段階では、僕の中でも容疑者の筆頭はハルヒでした。

ハルヒが世界をひっくり返してしまった。その理由はキョンの中でハルヒが日常になりつつあったからだろう、と。男は往々にしていろんな好きなものを日常に溶け込ませたがるものだと思います。で、ハルヒはそれを良しとはしなかった、という、まぁベタなストーリーです。

結果としてキョンは4月以来に「巻き込まれた」騒動の数々を「面白いもの」として認識し直し、毎日の放課後に「悪癖」ではなく「意志」でもって部室に足を運ぶようになったのだから、謀らずしてキョンはSOS団の日常を「何気ないもの」としてではなく受け入れるようになったわけですが。

はじめに書いた「キョンの望む日常」というテーマにも関連することです(というか、そのテーマからハルヒが犯人だろうと感じた)

どうも違うらしいぞ、と感じるようになったのはキョンがハルヒを見つけ、ジョン・スミスの名でハルヒを取り戻してからです。その世界のハルヒはその世界でもSOS団を作ろうとした。それならハルヒが望んでSOS団をバラバラにしたのではない、という単純な理屈です。

ああどうもハルヒは犯人でないらしい。彼女はどこにいてもハルヒであり続け、ある意味ではキョン以上に変わらないままで存在していました。キョンと出会ったことで彼女の世界は前の世界とほとんど変わらないものになったということ。

じゃあやったのはキョン? と次に考えました。毎日のハルヒに振り回される生活に嫌気がさした彼が、まぁ何らかの力を使ってハルヒから解放される世界を手に入れたということ。そうやってハルヒを失ってみたら、実は自分がそれを求めていたということに気付く、という、まぁこれもベタなストーリー。

まぁこれも違いましたね。この展開にしても、キョンが望む日常というものに話が繋がるだけなので、やっぱり長門犯人のホンモノルートは僕の想像なんかの遥かに上をいく重厚なストーリーでした。

あと気がついたことをいくつか。まずはどうして朝倉さんが復活したのか。長門が望んだことなのですが、どうして彼女は朝倉さんを同じマンションの同級生として復活させたのか。

それは長門がキョンの「最終防衛ライン」だったという事実から解放されたかったからでしょう。誰かに頼られる自分から、誰かを頼る自分に変わりたかったということ。そのために引っ張ってこられたのが、かつての長門のバックアップであった朝倉さんというのには特別な意味合いを感じます。

長門が新しい自分の性格として「臆病な恥ずかしがり屋」を選んだのも同じ理由。キョンが自分に甘えるのではなく、自分がキョンに甘えることのできるような性格を選んだ結果がそれだったんでしょう。そうやって考えると、やっぱり「長門の望む世界」というのはほとんどキョンを中心に作られていて、それが長門のかわいいところ。

キョンの記憶だけは残し、修復のためのプログラムを用意し、キョンにどちらの世界(≒どちらの長門)かを選ばせたのも彼女の意志。「キョンの記憶までねじ曲げて自分に望ましい世界を作ること」は長門の望みではなく、「自分にとって望ましい世界をキョンが認めるのであればその世界を続ける」ことが長門の望み。

それから長門は未来の自分が蓄積されたエラーのために暴走することを防ぐことはできないと言ったけど、それって本当なの? という疑問。別に長門を疑っている訳じゃないですが、好きな時間の自分と同期することのできる彼女にとって過去も未来も存在しないわけで、きっと未来の自分に干渉する方法はあると思うんです。

でも、干渉することはできても問題を解決することはできない。長門に感情というものが生まれるのは必然だとすると、18日の暴走を止めることができても、いずれ感情はあふれ出して暴走が起きる。だから、暴走は先延ばしされるだけで問題の解決には繋がらないということ。長門にはそれが分かっていたから「止めることはできない」と言ったんじゃないだろうかと思いました。

キョンに自分の思いや望みを知らせる必要があると感じたから、未来の自分が引き起こす暴走をそのままにしておいたということ。これは長門がキョンを信頼しているからこそであり、その暴走の過程でキョンも長門も強くなった(キョンは自分がハルヒのいる日常を望んでいることや長門の感情に気付き、長門は自分だけでは解決できない問題をキョンと共に乗り越えるということを知った)のだから、この二人の関係はまさしく仲間というものでしょう。

『涼宮ハルヒの消失』が人気なのは、単に長門がかわいいからではなく、宇宙人・未来人・超能力者のあつまるSOS団において、そういう「仲間」という関係が強調されるストーリーだからじゃないかと感じました(長門とキョンに限らず、朝比奈さんにも古泉にもハルヒにも活躍の場があったし)。

それにしても長い感想だ。せっかく書いてしまったものでももったいないと思わずに、末節を切り捨てていくスキルというのは必要な気がしますね。でも、何気なくキーボードに向かっただけでこれだけの言葉が自然と溢れてくるというのは、さすがハルヒと言いたくなるところです。

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