アニメの目

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2010春期
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荒川アンダー ザ ブリッジ 「1 BRIDGE」

いいノリです。主に二人、多くて三人の掛け合いでここまでやるとは、シャフトのお家芸も磨きがかかってきましたね。ただ、シャフトのお家芸なのか、神谷のお家芸なのか微妙なところですが。

こういうのは真面目にとっかかるのが難しいんだけど、とりあえずはいろいろ真面目っぽいことを書いてみようと思います。

「人に借りを作ってはいけない」という家訓に忠実に生きてきた主人公リク。うっかり命を落としそうになったときに河川敷の金星人ニノに命を救われてしまい、その借りを返すべく奮闘。ずばり物語の中心にあるのはこの家訓。その極論でもって対人関係モデルを作り上げようということだと思います。

人間関係って貸し借りの関係ですよね。あれだけ他人に借りを作らないでおこうとしているリクですら、たった一日の間にニノに何度お世話になったことか。できるだけ借りを返そうとしても、あの有様なんですから。もちろん、河川敷がニノのホームでリクにとってはアウェーだから、ただ生きるだけでも不都合が生まれるんだけど、たとえそうじゃなくても一人で生きるなんてできるはずがない。

だからこそ自然に「持ちつ持たれつ」という関係が生まれるのは当然です。当然のはずなのにリクはその関係を当然のように作ることができない。借りは作らない。やむを得ず作ってしまったらすぐに返す。命の恩人がホームレスと分かると家を買ってやって、それでチャラにしようとする。

ぜんそくなら仕方ないという気もするけど、ニノの言葉「何か欲しいものがあると人助けをするのか?」はリクの信条がまったく倫理的でないことを鋭く指摘していましたね。

さて、命の恩人がどうしても恩を返しておきたいというので、ニノは「私に恋をさせてくれ」と言いました。恋っていうのは一人ではできないものです。それって実は生きるってことと同じ。人生なんて貸しと借りの連続です。

だから、実はニノがリクにそういうことを分からせたくて「恋をさせてくれ」なんて言ったんじゃないかとすら思っています。借りを作らずに生きて、作ってしまったらすぐに返そうとして、返せないとなるとぜんそくで苦しんでしまう、そんな哀れなリクに一人ではできないことを教えてあげたかったんじゃないかということ。

考え過ぎかな。でも、なにせ金星人ですからね。人智を越えた思いやり能力があるかもしれない。

それでですね、実はもう既に二人の「持ちつ持たれつ」関係は生まれつつあると思っています。当然ニノだって一人では生きていけないわけで、だからこそ村長と一緒に河川敷に住んでいるんだろうし(村長は河川敷でなく、川に住んでいるのかもしれないけど)

そう考える理由は単純で、たんにニノが笑ったからです。一人で生きていたら笑顔だって生まれない。笑えるっていうのは、自分以外に誰かがいて、それが嬉しかったり楽しかったりするから。その意味ではリクは少しだけニノに恩を返していると言えないでもないはずです。それでも返した量より新たに借りた量のほうが多そうですけど。

いずれにせよ、リクの恩返しはリクの意図しないところで自然に生まれているということ。でも、家訓が目隠しになって「借りはすぐに返さないと」という考えでいっぱいになって、当人はそれに気付いていないみたいですね。

結論。家訓があろうがなかろうが、二人は自然と「持ちつ持たれつ」関係になっていくはず。人は一人では生きていけないんだから。

おまけ:「何か欲しいものがあると人助けをするのか?」という言葉に焦点を絞っていましたが、村長の「人間の面かぶったカンピョウだろ?」もなかなか鋭いひと言。それにしたって河川敷の人たちは自由でいいな。

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