アニメの目

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2010冬期
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ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第12話 「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」

最終話。前回、明らかな読み違いをしてしまったので、とりあえずそこの軌道修正から入ろうかな。

アキラが獣化できなくなったことについて、その理由がミナ姫不信にあるということを書いたけど、何てことない、美刃に謀られただけでしたね。

でも、これについても一考の余地はあります。まずは果たしてアキラに不信感はなかったのかという問題。これについてはノーだと考えています。実際にアキラの心は夜明けまでに何度も揺れましたから。

ずっとアキラの心を支え続けてきたはミナ姫との約束です。約束があったからミナ姫のために命を投げ出してでも戦えたんです。でも、約束って一人でするものじゃなくて二人でするもの。美刃と獣化云々について話しているときのアキラには一部欠けた記憶しかなくて、そのせいで自分の全てを信じることができなかった。

自分を信じられないっていうのは、自分とミナ姫の間に交わされた約束に対する不安に繋がります。だから、アキラの中にはミナ姫不信、というかミナ姫に関する不安があったのは間違いない。その不安の原因は自分の記憶について確信が得られなかったところにある。

前回、必死に逃げ回るアキラの言動からどことなく不安定さを感じて、それを純粋なミナ姫不信だと早合点してしまいましたが、その不安定さは単純に自分の記憶から抜け落ちた部分に対して不安を感じていたからなんですね。自分不信は「約束」という二人の関係を通してミナ姫に関する不安へ拡がっていく。そういうところでしょうか。

前回の最後にミナ姫に化けた刺客を殺していたけど、それっていうのはミナ姫への不信・恐れ・憎しみの類ではなく、たんにミナ姫の姿をしたミナ姫以外の存在がアキラにとって恐怖だったからかな。

だから記憶が戻ればミナ姫への忠誠心は元通りになります。でも次に、その記憶の内容(ミナ姫が唯一の女王ではないのかもしれない)が、彼の女王ミナへの忠誠を揺るがせようとしていました。

でもこんなものはなんでもない。たとえ他にミナ姫の姿をした女王がいたところで、二人は「約束」でもって結ばれているのだから、アキラの知るミナ姫への忠誠は揺るぎようがない。ただの女王と騎士の関係じゃないんだから。

牙なしとして孤独に生きることを選んだヴァンパイアたちに未来を与えた優しい女王ミナだけが、アキラの尽くすべき対象です。

それからもう一つ。どうして美刃はアキラが獣化できないうちにアキラを殺してしまわなかったのかという問題。

思えば前々から「君のお姫様」という言い方をしていたけど、要するに美刃はどちらの姫様がヴァンパイアの王として相応しいか、自分たち騎士の決闘によって判断したかっただけ。だから力の制限されたアキラを倒しても意味がない。

アキラにとってのミナ姫が、自分の全てを捧げてかまわないと思えるような存在であるように、美刃にとっての姫様もそれと全く同じ存在です。だから、二人の戦いは信念の勝負。獣でないアキラと戦うことは、全く意味がないということでしょう。

じゃあどうしてアキラの力を奪ったのか。そもそもそんなことをする必要がなかったんじゃないか。その答えは上で書いたような不信不安がアキラの内にあったから、そんなアキラと戦うことに意味はないということだと思います。「ミナ姫の全てを信じて、ミナ姫を信じる自分を信じられるアキラに勝ったなら、自分の姫様こそが女王に相応しい」というふうに考えていたんでしょう。

そんなこんなでクライマックス。二人の間に交わされた「約束」を中心にずっと物語が描かれてきたわけですが、そこは最後まで一貫していましたね。「これは約束の物語」まさにその通り。

この「約束」が数々の試練難関を乗り越える原動力になったのは今さら書く必要もないか。書くと文章が肥大化するのは目に見えているので、ここは控えます。

最終話で「約束」に関して強く感じたのは、(上でも書いたことだけど)約束は一人でするものではなく二人でするものということです。

アキラは必ず帰ってくると約束した。だからアキラがどれだけ血を流そうが目を逸らさずに信じて待つ。ミナ姫のアキラとの「約束」に関する真摯さには痺れました。アキラと約束したのだから、自分は何があってもそれを信じる。そういう姿勢。

これが二人の約束が時間を超えて存続する理由でしょう。約束をした側だけが頑張るのではなく、された側もそれを信じて待ち続ける。

結局ヴァンパイアと人狼という生きる時間の違う二人を永遠に結びつけたのも、この「約束」の力でしたね。

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