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2010春期
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デュラララ!! 第17話 「有為転変」

「園原杏里事件」はこれにて解決、かな。ただ、罪歌のほうは黄巾族、ダラーズをめぐる三つどもえ状態に陥って、黄巾族は正臣が復帰して本気でやるつもりらしいし、これは「高校の仲良し三人組」の関係がずいぶんと皮肉な裏返りを見せています。

毎回「デュラララ!!」の文字をいろんな形で並べるアイキャッチですが、今回はピラミッド型でした。

あらゆる罪歌の親である園原さんは、100人を超える「集団としての罪歌」のトップに君臨しています。でも実はそうじゃない。トップっていうのは他全員の上に立っているのではなく、他全員を背負って立っているんだと思います。

静雄と有象無象の罪歌たちの「どつき合い」にしてもそうだったけど、「最強の男」というのは他の誰かの上に立つのではなく、他の誰かを持ち上げて立たなきゃいけない。

対して園原さんは、自分に足りないいろんなものを補完するために、他の誰かに「寄生」して「依存」している、と自分で言っていました。寄生ってのは自分で地面に根を張らないこと。自分の足で立たないこと。

でも、この切り裂き魔事件を収拾させるために迎え入れた100人以上の「孫」の重みが、彼女を地面に押さえつけ、ちゃんと自分の足で立たないといけない状況を作った。上下の関係で園原さんは地面という平面に足を付けた。

園原さんのキャラクターで重要だと思うのは、あんなクソ教師にでも恩は返そうとするところ。要するに、自分には足りないものがあるから誰かにくっつくことでそれを補うんだけど、でも、その人の側に定着はしたくないっていうこと思います。

一方的に寄りかかってるだけだと、自分が離れたいと思ったタイミングで離れられなくなる。張間美香が失踪したときも、自分は「引き立て役」というかたちで恩を返していたんだけど、それだけじゃ足りないと思ったんでしょう。寄生とは言っても、ある意味では誰にだって頼ってはいない。

そうやってどこにも何にも属さずに誰にも頼らずにフワフワとあるはずもない「何事もない日常」を望んでいた彼女が、罪歌という集団のトップになることで、完全に地に足が付きました。

それで見えてきた景色は、帝人と正臣のいる学校と、セルティへの憧れ。

セルティへの憧れはすごくいい。憧れって単純化すると「この人のようになりたい」っていう感情じゃないですか。それってかつての園原さんにはあり得なかった感情ですよ。

要するに目標。ここにたどり着きたいと思う場所。どこにも定着したくないと思っていては、絶対に感じるはずのないものです。

だから、このセルティへの憧れっていうのは、ものすごく彼女の変化をよく表しているなあ。

さて、次は帝人と正臣。ひと言でいうと、上下の関係によって地に足が付いた園原さんが、今度は横の関係に目がいくようになったってことでしょう。そうやって同じ学校に通う友達のことを考えて、彼女はやっとこさ「日常」に帰ってきました。

――が、ここからが本当に皮肉な展開。

ダラーズ、黄巾族、罪歌の3グループによる抗争が今にも始まりそう。で、それぞれのトップが帝人と正臣と園原さん。なんてこった。

園原さんは「大事は起こらない、でも何事も起こらないではない日常」というものの尊さを知りました。きっと正臣は過去に「大事の起こる非日常」というものに耐えられなくなって、普通の高校生活っていう日常を望んでいます。

で、帝人はというと、彼はいまだにちょっと軽い。ダラーズっていう集団のあり方なのかもしれないけど、帝人は田舎からのお上りさんでナンチャッテ非日常をいまだに追いかけているように見える。今回は完全に蚊帳の外だったし、園原さんが切られたと知ると「切り裂き魔の情報求む」ですからね。

他の二人に比べて背負うものが少ないから、ただただ普通の高校生に見えてしまうのかもしれないです。逆に、正臣や園原さんからしたら、そういう帝人の普通さ加減が愛おしいんだけど、それにしたって帝人だけが安定するということを知らないように思えます。

さて、そして全ての「偶然」を仕組んだのが折原臨也。純真な高校生をそれぞれ対立関係に持ち込んだのも彼なのだろうから、やっぱりかなり歪んでる。

それぞれの食い違った「日常観」と「愛情観」が、どういう形で主張され、どういうふうに物語が進んでいくのか、楽しみですね。

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