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2010春期
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荒川アンダー ザ ブリッジ 「7 BRIDGE」

リク、先生になる。P子の手伝いをする。荒川で仕事をして、荒川を構成するメンバーの一人として働き始めて、やっとこの問題にたどり着きました。常識ってなんだ?

はじめに。「常識ってなんだろう」という議論に「常識」とか「非常識」とかいう言葉を使うべきではありません。言葉の定義は再帰的されてはいけないというのが原則です。が、とりあえず今回の感想で「常識って何?」という問いかけについて考えるつもりはありませんので、バンバン「常識」「非常識」という語を使います。

ここでいう「常識」とか「非常識」という言葉は、一般的な、あるいは常識的な「常識」「非常識」という言葉として受け取ってください。

鉄仮面兄弟はそもそも常識という概念を知らない非常識人。ニノは常識を5つくらいは知っている非常識人。彼らに限らず、荒川の住人はみな非常識を錬成して生まれたような非常識人ばかりです。

今ではリクも住人の非常識っぷりに慣れてしまい、非常識人に常識的な授業をしようとしても無駄だと考えて、工夫した授業を行うことにしました。自分がこれまで生きてきた中で手に入れた常識から逸脱して、相手に合わせた行動をとっているということ。

相手が非常識でも、その人の内面を読み取ろうとすると、意外とうまくコミュニケーションがとれたりするようです。常識的であるとか常識的でないとかいう分類に意味はなく、相手の内面を知ろうという努力が両者間の異なる常識の壁を乗り越えるプロセスになっている。

ニノはデート以来ずいぶん立派にリクの「恋人」をやっています。リクが学校をはじめると聞くと、リクが教える授業内容よりもリクそのものに興味があるから毎回授業を受けると宣言。

出会った頃は一晩顔を見ないだけでリクのことを忘れかけていたのに、今ではそんな様子。デートのときにリクはニノのことをもっと知りたいと初めて思い、今ではニノもリクのことを知りたいと思っています。

今だってニノは電波さんで、ペットボトルロケットで金星までいけると思ったり、金星人に失礼の無いように友好のしるしに絵を描いたりするんだけど、リクとニノの間にあるそういった決定的な常識の溝を、お互いの興味が埋めつつあるということ。

考え方、感じ方は全然違っても、相手のことを想えば、その差は理解できる。その差が愛おしくもなってくるかもしれないですね。

P子は村長のことが好きなんだと気付いたリクは、「どうしてあんな非常識な男を…」と思います。そうするとP子は、常識なんて関係ない、村長は村長にとっていちばん自然なかたちで生きているだけと主張。だからかっこいいんだと。

リクが荒川で暮らすようになって、ずっと感じていたことだとは思うけど、とうとう決定的に突きつけられました。荒川に常識神話は存在しない。つまり常識の無力化です。個々が自分の生きたいように生きている荒川では、常識なんて概念には価値がないということです。

あくまで定義ではなく、常識の性質ですが、性質のひとつに「常識とは行動の規範となるもの」というのがあります。これは一般的にいう常識のことです。

常識が行動の規範であるのなら、村長には村長の常識があって、ニノにはニノの常識があるということになりますね。すなわち、常識の性質のひとつが個性と同じ意味をもってしまうわけです。そんなバカな。

リクとは別のところで「常識ってなんだ」という疑問にぶち当たってしまいました。でも、常識みたいなそこにあると信じられている存在はいつだって捉えどころがない。多少山に登ったくらいでは太陽に近付いたと実感できないように、考えても考えても一向にその本質が見えてこないものです。

ただ、大切なのは常識なんて実はアテにならないということ。太陽の位置を見れば、北がどの方向かは分かります。でも、太陽を眺めていても、自分と他人の位置関係はほとんど分からない。お互いに太陽を観測しあっても、二人がどれだけ離れているのかを知ることはできないわけです。だから当然、二人は近づけない。近づくために太陽は必要ない。

近づきたいんだったら、相手を直接見るのがいちばんいい。

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