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2010春期
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デュラララ!! 第24話 「則天去私」

全面的ハッピーエンド。最終話ということだけど、この24話の感想というよりは、このオチの付けかたを受けての全体的に振り返ってみます。

『デュラララ!!』はなんといっても群像劇。いろんな環境、いろんな境遇、いろんな考えの人々が、池袋というひとつの受け皿のなかで、出会ったり、好き合ったり、憎み合ったり、すれ違ったりする話だったと思います。

妖精(セルティ)が出てきたり、妖刀(罪歌)が出てきたり、あるいはおよそ人間的でない静雄が出てきたりという設定は、「群像性」をうまく強調していたと思います。

一方では、セルティが実はものすごく「普通の人間」であったり、罪歌が「人を愛する」からこそ人を切るのだという「歪んだ愛」を体現していたりもしました。静雄のパワーだって、実は本人がそれを肯定しているかというと全然そうじゃなくて、人間離れした強さをもつ静雄は内に人間らしい弱さを隠してもいましたね。

人間からグンと引き離したところに存在する「特別な存在」は、そこに二面性を与えることで、逆に「人間らしさ」の担い手、あるいはその指標のひとつになり得るわけです。

こういう「人間らしからぬ存在でありながら人間性の担い手」という存在に囲まれながら、やっぱり物語の中心にあるのは帝人、正臣、杏里の三人かな。彼らもごくごく普通の高校生とは言い難いけど、それはダラーズのリーダーであるとか、そういうステータスの話であって、友達を大切に想いながら、自分でその感情を量りかねていたり、自分のことを打ち明けられなかったり、そういうところはごく普通の高校生です。

とにかくいろんな人がいる。変に見えて実はすごく純粋だったり、いろいろ。池袋というひとつの街から外に出ることのないストーリーだったけど、その中にだっていろんな人がいるわけです。黄巾賊とかブルースクエアとか、カラーギャングと呼ばれる人々がいたけど、同じ色を身に纏っただけで同じような人間になるわけじゃない。

門田たちももとはブルースクエアだったけど、法螺田なんかとは明らかに違う。それと同じで、一緒の制服に身を包んでも、帝人と正臣は違う人。そうやって、所属というものを集めていくと、みんな「池袋人」になるんだけど、今の理屈からすると池袋に住んでいる人がみんな同じような人間であるはずがないんですよね。

当然自分とは考えの違う人もいて、争いだって起こりうるわけです。帝人たちは、この「何でもない事件」を通してそれを学びました。「人間」なんて様々で、自分の価値基準では量れない人だって多い。それから、自分だって「人間」で、実はすごくややこしくて単純な存在なわけです。みんな人間なんだから、好きな女の子も、大の親友も当然この上なく「人間」です。

その「人間」たちが集まって、出会ったり、好き合ったり、憎み合ったり、すれ違ったりするのが「街」の本質。だからこそ、「人間」を認めるということが大切。すなわち則天去私。

臨也がボードにチェスやら将棋やらオセロやらを並べまくって楽しんでいたけど、あれって結構『デュラララ!!』の世界を表していると思うんですよ。つまり、いろんな人が入り交じっているということ。

最終的にはその全ての人間の生き方が肯定的に描かれ(臨也のも「肯定的」だったと思っています)、こうして幕を閉じたのだから、そういうことだと思います。

街にはいろんな人が溢れて、日常の中に何らかの事件が起きる。それは、「人間」なのだから当然起こりうる事件であって、実にありふれたこと。でもそこにはドラマがあって、考え方を変えさせられるようなこともある。

帝人は一連の件で、「とにかく他人を見る。人間を見る」というふうに変わりました。でも、それが帝人を劇的に変化させたかというとそうではなく、彼はきっとこれからも微妙にさえないキャラでごく普通の高校生活を送っていくことでしょう。

『デュラララ!!』という群像劇のラストとしては、この全面的ハッピーエンドはベストだったと思います。

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