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2010春期
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閃光のナイトレイド 第12話 「夜襲」

「危ういが平和」ではなく、大戦争へと発展する二次大戦前の軍事強化。圧倒的な兵器を抑止力として平和を実現するというのは、ある意味では現在でも採用されている手段ですが、やっぱり危ういことに違いはないですよね。当然平和を望んでいるはずなのに、戦争の、悲劇の臭いのする方へ突き進む時代というものを感じます。

高千穂勲は優秀すぎる。能力者という意味でも、カリスマという意味でも抜群で、さらには先見の明もある。日本を飛び出して、アジアを束ねる活動をリードするような人物にもなり得るわけです。おそらく高千穂自身が、それを自分の「天命」と思っているのでしょう。

人間は個人だけど、役割を通じて社会とつながる。これは前回の感想で書いたことだけど、高千穂の場合、その役割というのがあまりにも自分にしかできないことであったために、それを自分の中心においてしまったというように感じました。

つまり、自分にしかできないのだから自分がしなければならないと思ってしまって、それ以外のものが見えなくなっているということ。アジア平和のために上海に爆弾を落とすなんていうのは、どう考えても矛盾しているのに、それにも気付かない。爆弾を盲信して、自分の役割を盲信している。

本当は優秀なはずなのに、どんどん視野が狭くなっている。2話くらいで登場したバイオリニストは、自分の能力のために役割を押しつけられ、自分の好きなこともできないということに苦しんでいたけど、高千穂はそのことにも気付けない。

何が一番見えなくなっているかというと、雪菜のこと。故郷を忘れ、妹を忘れていては、平和なんてものがイメージできるはずもないのに、それを実現しようとしている。だから上海云々ということになる。

雪菜は風蘭を交えた食事と会話で、確かに平和というものを実感しているのに、兄はそれとはかけ離れたところにいるわけです。

ちょっと書いていることが広がってきたのでまとめますが、要するに高千穂は自分の役割というものに知らず知らずのうちに縛られ、その結果、本来守りたかったはずの平和(雪菜がそのメタファ)が視界に入らないようになってしまっているということ。

それから、「こういうふうにして一次大戦から二次対戦へと移り変わっていったのだ」というところを、高千穂が体現しているということ。

対して葵は「どうして高千穂を追いかけているのか自分でも分からない」というように、役割というものから解放されて行動しています。「自分には何ができて、何をするべきなのか」という問いに答えを導くのは難しいことで、葵はまだまだその途上にいるようです。

あるいは葛だって、高千穂の言葉に少なからず動揺しているのだから、今は何が自分の為すべきことなのか分からないでいるでしょう。

でも、高千穂のように、あまりクリアに自分の役割が見えすぎるのも困りもの。天命を受けた数人の才人が世界戦争に一役買ってしまうことになるのだから。

桜井が高千穂のことを「まるで根無し草」と評していたけど、それは確かに正しくて、どんな才能を持っていても、どんな天命を授かったとしても、やっぱり値に根を張っていないといけないようです。

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