アニメの目

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2010夏期
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学園黙示録 H.O.T.D. 第2話 「Escape from the DEAD」

Escape from the DEADはまさしく奴らからの逃亡なわけだけど、細かく分けると身体的な逃避と精神的な逃避があります。

身体的な逃亡は命を守ること。奴らに噛まれたら終わりなので、それはつまり肉体を守ること、物理的な防御・逃避です。水栓ポンプやら何やらと工夫を凝らして奴らを近づけないように戦っていたけど、これがすなわち身体的な防御。で、そのまま学校を抜け出して逃げ出してやろうという流れ。

これはものすごく当たり前のことで、特に言及することもないかな。やっぱり気になるのは精神的な逃避です。(とは言っても、これもすごく当たり前で自然のことですが)

まずは永の死について。孝や麗は彼の死をどこまで真摯に受け止め、消化することができているか。こういうことを考えると、殆ど受け止められていないようにしか思えません。彼らは今まさに自分たちの命の危機に瀕しているわけで、生き残った二人は死んだ一人のために思考なり時間なりを費やす余裕はないのだから。

麗がポンプの話題から何気なく永の名前を出してしまったときの二人の会話がその象徴。「まずいことを口にしてしまった」という様子の麗と、「忘れないようにする」という言葉が口からこぼれ出た孝。「今は永のことを考えるだけの余裕がない。自分たちは生きないといけない」という二人の共通認識を感じました。

でもこれってすごい変化だと思います。唐突に奴らが表れて永の命を奪っていった直後は、麗は思考停止に、孝は自暴自棄に陥りました。そのことは前回の感想でいろいろと書いたけど、それから少しして二人は落ち着きを取り戻したと言えるでしょう。まるで欠けた永の冷静さを補おうとするかのように、二人とも冷静になっています。

麗は水栓ポンプで奴らを押しのけるアイデアを、孝はこの学校から抜け出して街の様子も調べないといけないことをちゃんと考えています。

特に孝は冷静すぎるくらいで、それが逆に辛い。自分の母親の命も絶望的であることを理解できてしまうんですから。それでも努めて明るく振る舞う。冗談で麗を笑わせる。これは彼の優しさでもあり、別の視点から見るとこれこそが精神的な逃避でもあると思います。

気付きたくないことに気付いてしまって、そのことを考えると不安になってしまうから考えない。考えないために常に何らかの行動を起こして気を紛らす。

それは麗も同じ。すっかり孝と仲がいい状態に戻っているけど、これなんか僕には永の死という精神的ショックから目を背けようと努力しているように見えます。携帯、バット、ミネラルウォーター。麗と孝の間で手渡されたものは麗が積極的に働きかけて移動しているものばかり。孝が校門での騒ぎを目にして麗を連れて逃げようとしたときの麗の抵抗っぷりからは考えにくいほど。

それだけじゃなく、他にも無理に明るく振る舞おうとしている部分は多かったですね。全部精神をショックから守るための逃避です。

高城は平野を使って全力で身体的・精神的な驚異から逃避しました。軍オタの平野は戦闘でも意外と役に立ったし、普通の会話でも高城が上位に立って話すことでずいぶん精神的な余裕は保たれたように思えます。

でも最後までは逃げ切れなかった。身体的なダメージからは逃れられたけど、そのために自分の手で奴らを殺し、それが精神的なダメージとして残りました。

逆に平野は高城に命令されることで思考を停止させることができ、さらに戦っているという行動によって精神の負担を軽くしています。何せ彼にとって戦いは趣味でもあるわけだから、そりゃ精神は安定する。

とまあ、なんだか無敵っぽい毒島さんを除いて全員何とかして精神的に逃避しようとしています。それが当然です。でもいつまでも同じように逃避はできない。たまたま目にしたテレビのニュースでの惨状が、彼らの思考を奴らのいる現実に引き戻すわけです。

それでもとにかくエスケープ。今現在、彼らにできることは他にはない。

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