アニメの目

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2010夏期
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あそびにいくヨ! 第12話 「みつけきにました」

微妙なギミックというか、小道具というか、あるいは全体的な展開にしてもそうだけど、かなり我が道を行くアニメだったという印象です。

全12話を簡単にまとめてしまうと、それぞれ異なる個をどう繋げるかといったところでしょうか。その表現として地球があり、宇宙がある。あるいは地球人がいて、キャーティア人がいる。

自分と全く同じ人はいないからある意味では自分は宇宙で「孤独」な存在なんだけど、それでも自分とは異なる誰かと支え合えたり、誰かと一緒に戦えたりする。

真奈美とアオイなんてそっくりでしたけど(この二人の騎央をめぐるやりとりは最後までニヤニヤものでした)、でもやっぱり微妙なところで違っていて、真奈美の考えはなかなかアオイに通じないし、アオイの思っていることも真奈美には届きませんでした。

この最終回では「みんな愛人に」というエリスの無茶なポジティブ思考のおかげで二人とも吹っ切れてわかり合えたけど、これは別にそれぞれが「孤独」でなくなったというわけではないと思います。エリスの言わんとすること、真奈美やアオイが妙に納得してしまったことは「三人とも騎央が好きだ」という結果です。「好き」という感情の奥にあるもの(きっかけとかプロセスとか)は全然違う。

現実的に、真奈美とアオイのわだかまりは解決したわけじゃなく、「そもそもケンカする必要なんてあったの?」というところに落ち着いただけです。結局、真奈美の考えの全てをアオイが理解することはなく、アオイの気持ちの全てを真奈美が理解することもなかったのです。

ただ分かったのは、エリスも言っていたように「なんだか分からないけどみんな騎央のことが好き」ってことだけなんですよ。でもそれで充分でした。真奈美は「自分とアオイとエリス」が騎央を好きだという簡単な事実に気付くだけでアオイとエリスと一緒に戦えるようになったんですよね。

それは8話の「決闘」でも同じことなんですけど、全てを共有しなくても一緒に戦う戦友にはなれるということ。それだけのことに気付くと、犬の人を追い返す力にもなる。

犬の人の基地が地球に落下するとなったときのアオイと真奈美の行動は全く同じでした。あのときは「ただ好きな人のため」という気持ちまで完全に一致していました。全く別の人間が、あの戦いのときだけは全く同じ志で戦えたというのは本当に奇跡みたいなものだと思います。

キャーティアから地球へのプレゼントである軌道エレベーターが沖縄に雪を降らせ、ホワイトクリスマスを演出したけど、それと同じような奇跡。すごく瞬間的で儚いものだけど、大切なものです。

この戦いで生まれた奇跡は、人はあくまで「孤独」だけどある限定された場所・時間においてだけ「孤独」でなくなるという奇跡です。キャーティアが宇宙を開拓し、新しい生命とのコンタクトを求め続けるのは、そういった奇跡を体験するためなんじゃないかな。

本当の意味でわかり合えることはないというのに、「孤独」な人はなおも他人との関係を大切にしようとします。それもやっぱり、ほんの一瞬だけ気持ちが通じるという奇跡を求めているからなんじゃないでしょうか。

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