アニメの目

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2010夏期
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世紀末オカルト学院 第13話 「マヤの文明 MAYA's BUNMEI」

はー、そうきたかー。

ツッコミたいところはいろいろあるけれど、それはオカルトと割り切ってとりあえずそれは置いておきます。

文明の時間の流れを追うと、「幼少時代のブンメー君が未来からエージェントとして帰ってきた文明と出会い、異界の扉が開く→世界が滅びる→それでもブンメー君は生き残る→大人になるとエージェントとして世紀末の松代に戻る→そこで幼少時代のブンメー君と出会い、異界の扉が開く」という感じ。

ん? と思うのが、ブンメー君と文明の出会い(すなわち異界から変なロボットが侵入してくるというイベント)が2回起きていることです。まあ大人文明と子供ブンメーが出会わなきゃならんわけだから当然と言えばそうなんですが。

今回は文明が見事に「未来を変える」ことができたわけだけど、もし変えることが出来なかったらどうなっていたんでしょうね。文明が生き残るか死ぬかは分からないけど、少なくともブンメー君は生き残る。生き残らないと文明が未来のエージェントとして松代に戻ることがないわけですから、そうするとノストラダムスの予言は実行されなくなって未来は平和になっているはずですね。

少しややこしい言い回しだったかな。つまり、破壊された未来から文明がやって来たということは、それ以前にすでに文明とブンメーは出会っており、かつ異界の者の侵入を阻止できなかったということ。文明とブンメーが遭遇してしまうには、それ以前に文明とブンメーが遭遇していたという事実が必要なんです。

そうすると「じゃあ最初の出会いはどこから生まれたの?」という問題が生まれてタイムパラドクスとなってしまうわけだけど、この際だからこれは無視無視。

ここで僕が思ったのは、「じゃあ文明は一体どれだけの時間、優柔不断で誰かに流されるままに生きていたんだろう」ということ。ほら、今回の出会いのためには前回の出会いが必要で、前回の出会いのためには前々回の出会いが必要なんでしょ? だったら無限回数の人生をブンメーと文明は流されるままに生きていたんじゃないかな。

今回どうしてそのループから抜け出せたのか。はっきりしたところは分からないです。でもなんとなくは分かる。ブンメー君が流されずに自分の足で生きていけるようになったから、このループは崩壊した。この時間の環は文明が流されるままに生きていたために成立していたのだから、文明次第でそれは崩せる。

で、文明に力を与えたのは間違いなくブンメーの側に寄り添ったマヤなんですよね。きっとドSな愛でブンメーを導いてくれたんでしょう。さらにいえば、マヤがそうやってブンメーを導けたのは、素晴らしい父親に育てられたからであり、素晴らしい友達に恵まれたからでもあります。

むしろブンメーとマヤが共に平和な未来を作ったからこそ、過去がその未来によって修正されたという考え方もありかも知れない。文明がロボットを全部超能力で押し返すなんていう奇跡は、世界は滅びずに平和であるという未来が確定されたから起こったという見方です。

文明が予言の実現を阻止したからブンメーとマヤが平和な未来を暮らせるようになったというのではなく、マヤの助けでブンメーが未来を自分の足で歩けるようになったから、その未来によって過去が修正されることになり、文明の奇跡が起こったということ。

因果関係は逆転してるんだけど、そういうこともあるかも知れない。亜美の家で送別会をしたときに話題になったけど、今と過去の関係なんて、今次第でどうとでも変わるんです。今のありようが過去を変えると言ってもいいかもしれない。文明はまさにそれを実現したんじゃないかな。

「大切なものは目に見えない」のだけど、その目に見えない「大切なもの」をちゃんと理解して守ったから未来さえ変えられた。そういうお話でした。


さて、はじめマヤにとって文明は「ヘタレで気に入らなくて思い通りにならない男性」という意味で父親と重なる存在でした。それがだんだん大切な仲間であるというふうに変わってきたんだけど、文明にブンメーくんを任されたときは「ああ、立場が入れ替わって、そのままマヤが母親になるのか」と思いました。ほら、あかりの件でもうその種はまいていたし。

でも、あれ? 最後表札が内田になってるじゃないですか。そうですか、奥さんですか。マヤはショタコンだったんですか。でも、年齢も時間も関係なしに大切な人だったということなんでしょうね。

最終的に「未来と過去」と「家族」というテーマをうまくまとめてくれて、大満足のアニメでした。伊藤智彦監督、恐ろしい才能です。まだまだ若い人だったと思うので、これからしばらくは活躍してくれるでしょう。『サマーウォーズ』助監督さんでいらっしゃいます。

制作スタッフの話をするなら、Elements Gardenの「レトロホラーサウンド」というのもかなり効いていましたね。いいお仕事でした。

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