アニメの目

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2010秋期
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伝説の勇者の伝説 第19話 「行方知れずの恩知らず」

視聴は遅れ気味だけど、アニメをバンバン見まくって消化するというのも、なんとなくしんどいだけなので、ゆっくりじっくり楽しみます。ということで、今回は主にティーアとライナについて。

無意識的に「ティーアとライナ」と書いたわけですが、「ライナとティーア」ではなく、ティーアが先にきてしまうあたり、最後のキーマンであろうティーアの存在感は強いです。

自分たちを虐げてきた人間が自分たち魔眼を持つ者を「化け物」と呼んでいるのを、自ら「上位種」と置き換えるティーアからは、明らかにライナとは違った考え方を感じます。あくまで人間を恨むつもりのない(そのために無気力になった)ライナと違って、ティーアは人間に対して敵意むき出し。

でも、ティーアとライナの根底にあるものは似ていると思っています。なんて言うかな、難しいんだけど、自分たちが人間とは相容れない存在であることを、その寂しさや悲しさを憎しみに変えて受け入れようとしているみたい。その寂しさはライナも感じていることです。

人間を憎むという行為は自分が人間である限りはできないから、「自分は人間でない」さらに「上位種」だと考える。そういう思考プロセスが、なんとなく見えます。

要するにティーアだって寂しい。寂しいけれども望んだって人間と共に生きることはできないという絶望を味わって(これはライナも味わい続けている絶望)、その寂しさから抜け出すためにティーアが選んだ道が「人間を捨てる」ということだったわけです(ここがライナとは微妙に違う。ライナはまだ人間を捨てきれていないから)。

人間を敵と見なし、人間に敵と見なされれば寂しさはなくなる。

初登場はいわば「人間視点」から見たティーアの姿で、人を食い散らかす「化け物」だったわけだけど、今回は全く違う側面を見せました。つまり、「ライナ視点」から見た、普通の幸せを求めているだけの「人間」です。

ティーアのこのちぐはぐな二面性は、やっぱり「寂しさ」という観点からすれば整合性があるようです。

ティーアは生来的に寂しがりで、本当を言うと誰とでも仲良くしたい。でも人間と仲良くなることは不可能だと絶望して、それなら「いっそお互いに憎しみ合う関係になってしまえ」ということで、人間の前では人を喰らう「化け物」として振る舞う。そんなふうに思えます。

魔眼保持者たちに呼びかけて共に生活するという「優しさ」と、人間の前で「化け物」になるのは、決して相容れない性質ではなく、共にティーアの「寂しがり」から生まれているものなんでしょう。

「自分は生まれる前からイーノ・ドウーエに目覚めていたから人間を好きになったことなど無い」というティーアの主張がすごく痛ましかったのだけど、それにしたって自分と人間を隔絶させるためのひとつの方便。ティーアは、人間を恨んで恨んで恨み尽くすことで自分の寂しさを紛らわせようとするような、少し歪んだ(とは言っても、魔眼というのは歪んでも仕方ないくらい重い経験を強いていたと思う)寂しがり屋なんだと思います。

ライナの優しさは生まれつきなのか、それとも「人間とは異なる種」という現実からライナが得た強さなのか。そういう話はたぶんきっと以前の感想のどこかで書いた(と思う)のだけど、いずれにしてもライナは筋金入りに優しい男です。それからライナはアルファ・スティグマの暴走という爆弾を抱えた「化け物」でもある。

本当は「優しい」のだけど「化け物」と呼ばれる、という性質はティーアにもライナにも共通して言えることです。でもやっぱりちょっと違う。ティーアが「化け物」と呼ばれるのは望まないことだったとしても、今では自分と人間が異種であることを納得するためにわざと「化け物」として振る舞っているように思えるのに対して、ライナにはそこまでの踏ん切りが付いていない。まだ魔眼保持者と人間の境界線を見つめ続けて、その向こうに「誰も望んでいないというのに争いが起こってしまう世界」を意識し、それを乗り越えた先にある「誰もなにも失わない世界」を諦めきれないでいる。

でもそれこそがライナの優しさなんだと思うわけです。ライナは必ずしも全ての人間に疎んじられている存在ではなく、ライナがいないことで寂しいと感じる人間がいて、そういった人々との関わり合ったという経験がライナをティーアの域に踏み込ませない。

もう充分なほど絶望したというのに、それでもシオンやフェリスとの記憶がライナにとっては希望として残り続けるのです。ということで、次回「絶望に埋めつくされない心」です。

と、うまく繋げてみたつもりだけど、もう東も西も20話放送しちゃってるんですよねー。あ、愛知はまだなのか。

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