アニメの目

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2010秋期
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STAR DRIVER 輝きのタクト 第8話 「いつだって流星のように」

拳と拳で語り合う。これぞ青春のど真ん中。直球で勝負してきました。

が、やっぱり独特。『スタドラ』ならではのギミックが効いていて、そこがやっぱり面白いポイントです。

と、こういうことを書いていて思うのは、こんな抽象的な言葉がいかほどの価値を持つのかということ。ということで、抽象的な話はやめにして、具体的にいくつかの点を掘り下げてみます。

まずはサカナちゃんの退場について。このタイミングにこれだけあっさりと出て行くのは正直意外だったけど、(今後物語に関わらないかどうかは別としても)フェリーに乗って出て行ったというのは事実だから、その意味を考えることにします。

サカナちゃんが語って聞かせていた物語は、タクトとワコの物語であったはず。ストーリーの展開とシンクロしていて(でも微妙にズレがあったりもして)、各話におけるサカナちゃんの「ご神託」はわれわれアニメ感想ブロガーの頭を悩ませていたと同時に読解の糸口でもあったのだけど、それは今は別に関係ない話(関係ない話ならするな!)。

要するに、サカナちゃんが「サムの物語」語り始めたときに僕が感じたこと、「ひょっとしたらこれはヘッドとサカナちゃんの物語で、サカナちゃんはヘッドにアピールしているんじゃいないか」(→2話感想)ということをもう一度考えてみたいということです。

ずっとそれらしいところはあったんですよね。「銀河への旅立ち」なるものは、ワコが島から出たがっていることと掛けてタクトの目標を表しているようにも、サイバディをゼロ時間から解放する綺羅星の最終目標(とされている)「旅立ちの日」を表しているようにもとれる。

物語本編との微妙なズレは、実はタクトとワコの物語を語っているのではなく、ヘッドとサカナちゃんの物語を語っているからだということ。

首に鎖。でもその鎖の先はどこにも繋がっておらず、サカナちゃんは自由に行動できる。サカナちゃんはヘッドが好きだったから、ずっと鳥かごのなかでもいいと思っていたのだけど、つまりはそういうこと。サカナちゃんは自ら望んでヘッドの側にいて、ヘッドに物語を聞かせていた。理由はサカナちゃんがヘッドのことを好きだから。

それなら当然、語って聞かせるのは他人の冒険譚ではなく、自分たちのことであるはず。彼らの間に何があって、「好き合っているのにうまくいかない」のかは分からないけれど、とにかくうまくいかなかった。でも、サカナちゃんはそれをなんとかしたくて語っていたんでしょうね。

ちなみにサムの物語から察するに、ヘッドは何か(少女の血)を犠牲にして銀河へと旅立った(ということはヘッドは第三フェーズ以降?)らしいのだけど、そのまま旅を続けようとしているヘッドに対して、サカナちゃんはストップと言いたかったのかな。でもヘッドには少女の血を動力にして旅を続けないといけない理由があって、そうである以上はサカナちゃんと一緒にはいられない、と。まあ当てずっぽうですけど。

いずれにしてもサカナちゃんは解放されて島から出た巫女となりました。今後のワコを占う上では明るい事象と言えるかも。逆に、サカナちゃんを解放したヘッドは島に、綺羅星に残ることになり、それはそれは辛そう。これはタクトやスガタにとっては暗い未来を暗示しているのかもしれない。

っていうのも、どうやらサカナちゃんはサム=ヘッドとして語っていたはずなのに、それがタクトらの物語と深く関わり合っていたのだから、このまま「物語が続く」のならば、いずれタクトたちはヘッドの苦しみに到達するかもしれない。もちろん、今のところはヘッドの苦しみなんて具体的にはちっとも描かれていないのだけど。

さて、そういうことでふたつめの話題。タクトとスガタの拳の勝負について。

青春でしたなあ。サブタイ「いつだって流星のように」はすごくいい。内容に合致しているし、爽やか。進み続ける、輝き続ける、変わり続けるというタクトの様を流星という言葉でうまく表現しています。あとは、「燃えている」かな。

彼ら、個々が輝いて見える光の部分と、その裏に抱えている影の部分が見えたりもして面白かったです。ワコからプレゼントを受け取らなかったスガタに対して、「それと知っていて受け取らなかったのか」と直球で問い詰めるタクト。他人の領域なるものにずかずかと入り込んでいくのは、さすが銀河美少年と言ったところで、非常に颯爽としていらっしゃる。

「お前は本気で誰かと向き合ったことがない」というのは確かにそうかもしれない。だって、スガタが本気で向き合うというのはつまり、王のサイバディのことを指すのであって、それは禁忌(らしい)。でもだからと言って、「他人には興味もない」というのは絶対に嘘ですよね。

それはその後の本気の勝負が証明してくれたことなんだけど、それだけじゃない。本当に興味がないならワコからのプレゼントを受け取ればいいんですよ。受け取らない理由がない。でも、スガタは毎年毎年それから逃げているというのだから、やっぱりスガタにとってワコは特別な存在で、興味がないなんてことは絶対にない。

興味がないわけないんだけど、それでもスガタは自分の周りに壁を作るしかなかった。それは王のサイバディという重しがあったから。

逆にタクト。「なぜ泳いで島に来たのか」ということに対して、スガタは「自分の生き死にを預けたのだろう」と追及。なるほど、「何をしに来たのか」あるいは「なぜ来たのか」ということについてはこれまでいくらか考えてはいたけど、「どうして泳いできたのか」はあんまり詳しく考えていなかった。

つまり、スガタが王の柱を使ったのと全く同じなんですよね。捨て鉢になって、「生きられたならその命を誰かのために使おう」ということ。ある意味では一度死んでさえいる。

タクトはワコに助けられたから、ワコのために戦うことを決めた。でも本来そこは許嫁であるスガタのポジションのはずだで、王のサイバディが使えず、たかがナイフをポケットに忍ばせるくらいしかできなかったスガタはその座を追われる。

ならば、とスガタは考えるわけですね。「自分も生き死にを他に預けてみよう」と。それで生きられたなら、タクトの横に並んで、胸を張ってワコを守れるようになると。

で、お互いのそういう考え、信念をかけた殴り合い。スカーレットキスの小細工なんて全く無意味で、美少年二人の意地のぶつかり合いになりました。

限りなくまっとうな「青春」をしているようで、やっぱり扱っているものは重い。重いけど爽やかに描く。これこそ学園ロボットアニメ。はじめに書いたように、だからこそこれは『スタドラ』として確立しているんですよね。

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