アニメの目

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2010秋期
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ヨスガノソラ 第8話 「ナオクラキソラ」

家で彼女とやっていたら、双子の妹に見られていました。どう考えたって、もう無理です。

んー、前回の感想で書いた「なぜ奈緒にだけ敵意を露わにするのか」ということなんだけど、どうも単純にフラストレーションを抑えきれなくなっているからのような気もします。少なくとも、その一面はある。なにせ悠と奈緒の変遷は長いですから。

で、そのフラストレーションの元凶はと言うと、奈緒というよりは悠にあるように思えます。

決定的だったのが、穹がふたたび見てしまったあのシーン。穹が黒ウサギを落とした時点で、奈緒は気付いた。なぜなら、あの夏以来、奈緒は周りを気にしながら生きてきたから。悠は穹が戸を勢いよく開いてもすぐには気付かなかった。なぜなら、穹のことなんて気にせずに、目の前の奈緒に没頭していたから。

順番にいきます。そもそも奈緒があの夏に悠の家までやって来て半レイプ事件を起こしたのって、両親の不仲に原因がありました。それで、精神がちょっと揺れて、あんなことになってしまって、奈緒は家の中でも、家の外でも笑顔ではいられなくなった。

自分の好きなように生きてはいけない。そういう孤独に耐えて、悠が東京に出ている間も、ずっと耐えていたみたい。であれば、奈緒は周囲を気にする。自分の行いが自分の周りの人間関係にどう影響するのかを、常に考えているはず。

帰ってきた悠に対してなかなか弱腰だった理由も、昔の気まずさだけじゃなく、そういうのがあると思います。

で、悠は周りを気にしない。自分のしたいことをして生きている。これに関しては、思えばずっとそうでした。誰ルートでも、悠は自分がしたいと思ったことだけをしています(もちろん悪い意味だけじゃなく、「したいこと」=「いい行い」のことも多かった)。

だから今は、奈緒、奈緒、奈緒。そこに穹は入らない。機嫌とりに「カレー作るよ」と言ったものの、レトルトにしようとするし。穹からしたら、本当にもうダメ兄貴です。

もののついでだから、悠がダメなところをもうちょっと書きます。

例えば「自分は今、いけないことをしている」という認識が、どれほどあるか。前回、プールの更衣室の一件で、事務のおっちゃんみたいな人が見回りに来たとき、二人して段ボールに隠れました。つまり、「いけないことをしている」ということは知っている。

でも、家では堂々とする。穹がまだ帰っていないと思っていた(だろう)とは言っても、あれは堂々としすぎです。二人にとって共有のスペースでやっちゃってるんですから。

であれば、プール更衣室でなにを「いけないこと」と認識したのかというと、どうも行為ではなく、プール更衣室という場に問題を感じていたらしい。だから「家ならよし」。

理性というものが、まるで働いていないわけです。自分の私的空間(実は穹の空間でもあるのだけど)ならば、欲に対するストッパーは存在しない。

それからこれはすごく大事なことだと思うんだけど、子供の頃の、奈緒が変わったという夏休みについて。あの件を経て変わったのは、奈緒だけではなかったはずなんですよ。確かに奈緒は笑顔を見せなくなって、ずっと暗い顔になったかもしれないけど、それだけじゃないはず。

きっと穹が今みたいな性格になったのって、あれを目撃してしまったから。現在の奈緒をあれが形作るとしたら、現在の穹だってあれで形作られるはず。それだけの大きな事件。

でも、悠はその両方に気付いていなかった。奈緒のことは、良平に知らされてはじめて分かる。でも、穹のことは分からない。

そんなこんな。悠はこれだけダメな兄貴。そんな悠でも、穹にとっては唯一の家族。唯一の兄妹。唯一の男。レトルトであっても、悠が作ったカレーがよかったのです。

どうしたって穹は悠と切れない関係にあるのだから、それはフラストレーションになる。その気持ちが、かつて裏切られてから憎しみを持っている奈緒という捌け口に向かって発散される。そういうことかな。

とにかく、穹の体も心も持て余しているような感じは、すごくいたたまれない。

ちなみに、穹にとって悠が大切である理由として、上で挙げたみたいに「唯一の家族」「唯一の兄妹」「唯一の男」という表現は間違っていないと思うんだけど、でも、それだけの言葉では済ませたくないですよね。もっとその奥を探ってみたい。けど、これは穹編でやることにします。ただでさえ奈緒編の感想は奈緒のことを書いていないわけですし。

【蛇足】今回、悠のことを結構けなしていますが、これは実はかなり穹にも当てはまる。周囲を気にしないなんてのは、社交性のない穹にも言えることだし。

そうやって考えると、穹と悠の関係っていつでも入れ替わりうるんです。交換可能性があるわけです。例えば前回の感想では、「悠という家とその中の穹」という関係が逆転して、「悠を中に閉じ込めたがっている穹という家」になっていると書きましたが、そういうこと。

いつも穹のわがままに振り回されて苦労している、我慢しているように見える悠だけど、悠が我慢しているということは、絶対に穹だってどこかで我慢しているのです。それがそろそろ爆発しそう。

性格とか全然違うようにも感じられるけど、実は二人はかなり似ていて、いつでも入れ替わる可能性があって、そういう平行線をずっと二人で生きてきたのだろう、とも感じます。

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