アニメの目

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2010秋期
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伝説の勇者の伝説 第24話 「遠い日の約束」

なるほど。どうもシオンの苦悩の理由が漠然としていて、まあなんとなく分からないでもないけど、いまいちピンとこないなあと思っていたのだけど、それは『伝勇伝』が24話で「ある結論」を提示してくれると思っていたからだったわけですね。実際は現在に至るまでのライナやシオンたちの積み重ねから、この物語の先や奥を想像させるような、ある種の「伝説」的な締めでした。

「ぜひ2期やってほしいなあ」というか、やる前提で「いつやるの?」と思ってネットで調べてみたんですが、どうも確定はしていないどころか、Twitterで川崎監督がなにやら難しいそうなことを言っていますね。2期に関しては、ぜひDVDを買おうというくらいしかすることはないのだけど、それよりもこの2クールシリーズの終わりかたについて少し言及もされていたのが面白かった。

どうも原作『伝説の勇者の伝説』は、実際のここまでなんだそうです。『伝勇伝』シリーズは外伝含め35冊ということだけど、アニメの物語の先は『大伝説の勇者の伝説』で描かれているので、アニメ化するとしても『大伝勇伝』として、ということを言ってますね。

と言うことは、このエンディングはあらかじめ決まっていたわけで、はじめからそこに照準を合わせて物語を組んでいたということ。当たり前のようでこれが意外と重要。

要するにαだのなんだのと終盤で怒濤のように登場した新設定は、実は伏線でも何でもなかったわけだから。それは『大伝勇伝』までを見越せば伏線となるけれど、『伝勇伝』の範囲に収める限りは、ただ漠然とした「闇」だったのです。

そうやって考えると、物語はすっきり解釈可能になってくるし、混乱もあまりなくなる。あえて句点なしの一息文章で書いてしまうと、

メインとしてはやはり「寂しがりの悪魔」の物語で、そこに並行して最初の友達である「黒い勇者」の苦悩の物語が走り、その関わり合い、すなわち「友情」を描いたのだけど、その「友情」なるものが決して甘っちょろいものではなく、常に世界からの干渉を受け続け、全く不自由だったのだが、それでも最後にライナはシオンのことを「諦めてやるか」と宣言するに至った物語。

なんでしょうね。基本的にはずっと、ふたりに干渉する世界というものを描き続けたと言ってもいいくらいに、その障害は形を変えて次々に現れました。

ライナとシオンが出会った頃に、ふたりの関係を妨げていた要因は、ライナが自身のアルファ・スティグマのために無気力を装ってなにもしようとしなかったことだったし、それを乗り越えると、王になったシオンが「アルファ・スティグマを飼っている」と言われないためにライナを国外に出さなければならなくなり、そうやってライナがローランドを離れているうちに、シオンはライナと約束した理想とは違ったやりかたで国の基盤を固めなければならなくなり、また距離が離れる。

それから後はティーアのような「化け物集団」が現れて、ライナだけを特別視しようとした自分に気付き、後悔。ライナも自分がシオンたちの枷になっていると感じてローランドを出る。それもフェリスの働きによってライナが帰国するも、その頃にはシオンがすでにライナも視聴者も知らないようななんらかの秘密を知ってしまっていて、「ライナのためにライナを殺す」だの、「ライナを裏切る」だの、出所のよく分からない秘密を抱えて苦悩。

結論としてはライナを殺すことにしたシオンは、それでもライナを殺すことはできず、牢に放り込んで、自分は北へ進軍。ライナは「諦めてやらない」とシオンを追いかけて、今に至る。

ずっとライナとシオンの間には、「なんらかの闇」が横たわっていて、そのせいでなかなかくっつけない(勘違いされては困るから言っておくけど、別にBでLな展開を期待しているのではないのです)。最後にはライナにとっても意味不明な、それこそ伝説になぞらえられるほどの「茫漠たる闇」がシオンを包み込んでしまうのだけど、それでもライナは「諦めない」と言ってのける。そういう「友情」の物語だったのでしょう。

とは言っても、個人的にいちばん気に入ったのはフェリスなんですが。「友情」だか「愛情」だか微妙なところだけど、フェリスとライナの関係というのは、上で書いたようなシオンとライナの関係を見る上でもすごく意味のあることでした。

「寂しがり」の「馬鹿」と言われてしまったライナだけど、根がまっすぐで、意外と本気で夢を叶えようと頑張る男です。まずライナレポートを仕上げた段階でそれは分かっていたことだけど、彼のひたむきな姿勢は見ていて気持ちよかった。シオンも、そんなライナを支えにしていたのだと思います。

お会いできたらまた『大伝勇伝』で。彼らの物語はまだまだ続くのです。

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