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2011冬期
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夢喰いメリー 第2話 「夢もキボーも」

現と夢との交錯を夢路とメリーとの出会いにかけて何かを表現しているんだと思う。

これはボーイミーツガールと言うよりはガールミーツボーイなのか。メリーは幻界からの「来訪者」であって、それを現界で出迎えたのが夢路なのだから、動作の主体はやはりガールにある。だからガールミーツボーイ。

そしてメリーは出会ったという事実の意味を否定しようとしています。自分には目的がある(幻界に帰らなきゃならない)。そしてそれは一人じゃなきゃできないし、一人でやらないといけない、と思っている。

他にも一組みの人間-夢魔コンビが登場したけれど、それについてはひとまず置いておくとして、赤毛の怪しい転校生もいたけど、こっちもとりあえず置いておくことにします。

以上、事実確認。さすが夢がなんたらと言うだけのことはあって、なんかずっと夢の中みたいでいまいち明確に像を結べない感じ。つかみ所がないのかどうかも分からない。

さて、話を戻します。ガールミーツボーイを果たしたはずのメリー。橘家での生活は、ご飯は楽しいしドーナツはおいしいし、それはある種のキボーであったはずなのに、メリーはそうではないと言い切る。現界には夢もキボーもありゃしない。だからあたしは幻界に帰らなきゃならない。とかなんとか。

曖昧に頼りなく交叉する夢と現の微妙な関係。その交叉点をメリーは虚しいものと思っているように感じられます。だから夢路や橘家でのことは無意味だと断じ、一人で家を出るのです。「人間なんか」という言葉は本当に人間を卑下するものであるはずがなく、むしろ現界にちゃんと足を付けてしまうことへの戸惑いから人間との間に距離をとろうとしている、といったところでしょうか。

1話で表現されたメリーの浮いた感じは、「来訪者」だからというだけのものではなく、どうもメリーがそれを望んでいたからでもありそう。

まあ幻界と現界との接点は事実すごく儚い。まさにデイドリームと表現するに相応しいもので、ほんの一点の交点に一体何の価値があるのかと考えると、やっぱり虚しくなってしまいもする。

夢路はデイドリームで指を切ったけれど、現界に戻ればその傷は消えてなくなる。物質的、あるいは存在的には夢と現の交叉に価値はないのかもしれない。けれども、痛いという感覚は残る。感情のレベルでは、現界まで確かに残る引っ掻き傷なのです。

それは価値があることでしょう。『夢メリ』に限ったことでなく、現実に生きるわれわれ人間は、物質的には何の意味も価値もない夢を見ます。それは寝ているときに見る夢でもあるし、こうなったらいいなという願いでもあります。で、それは価値があることでしょ?

夢との出会いには価値がある。どうにも夢魔というのは人間にとっては夢と同義なんじゃないかとすら思ったのだけど、だからこそ人間と夢魔の交叉には価値がある。メリーと夢路のガールミーツボーイにだって確かな意味があるはずです。

さて、去りゆく夢を追いかけて、夢路は何をどうしてくれるのやら。

【蛇足】そういえば今回も映像に関しては手を抜いていなかった。絵コンテは前回と同じく山内監督自ら。それから、その映像を引き立たせているのがSE。今回はこれらについて書かずに物語を追ったのだけど、本当にいい仕事っぷり。素晴らしい。

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