アニメの目

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2011冬期
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夢喰いメリー 第3話 「夢の向こうから」

1週間ぶりの更新にして2週遅れの感想でござい。一山越えましたけど、まだあと1週間ほどはこんな感じが続くかもですが、アニメ感想は積み重ねなだと思うのでコツコツ1話ずつ追いかけます。

「頭上に注意」という占いに始まり、メリーは空から降ってくるし、敵の夢魔はそらからこけしみたいなの降らせるし、とにかく上下方向の動きが目立った。

きっと下=現界、上=幻界という見立てで、メリーが上=幻界を目指しながらも地面=現界で楽しく遊んでしまうという、存外に心温まるお話でした。というか、メリーが何だかんだで現界に適応してきているのが、見ていてニヤニヤものです。

1話2話では足元のおぼつかない感じがあったのだけど、それはやっぱりメリーが上からやって来た存在だから。それが缶蹴りなんかもあって、だんだんと地面をしっかり踏みしめられるようになってきた(=地に足が付くようになってきた=現界に存在を確立しつつある)のは嬉しいです。

「夢喰いメリー」という称号まで賜って、もう立派な現界人ですよ。

ただ、下=現界、上=幻界という枠組みに関して一つだけ疑問があったり。上=幻界ならば、空=幻界?

普通に考えたら、そのイメージでOK。最後に登場した剣持って戦う夢魔さんは、天使っぽいビジュアルをしていたけど、やっぱりそういうイメージなんだと思う。

でも、メリーが物憂げに見つめる空には、「現界の至宝」たるドーナツがぷかぷか浮いているんですよね。空=幻界とすると、それってちょっと不自然。

解釈するに、二通り。一つは、なんだかんだで現界に慣れてきて、夢路とかもいてちょっと楽しくなってきちゃったメリーとしては、幻界のことを考えていても現界の楽しいことを思い出してしまうということ。

これは自分としてはすごく魅力的な仮説なのだけど、別に思いついちゃったこともあります。二つめは、「幻界でも現界でもない、その両方から切り離された場所にある空」という新しい定義。

空にドーナツ雲が浮いていたのって、メリーが空を見上げているときに限らないんですよ。夢路と勇魚が買い物をしているときの、電信柱の向こうの空にも、残念ながら真っ二つにちぎれたドーナツが浮いているのです。

だから、空は幻界のシンボルというわけではない。現界で生活する夢路と幻界に帰ることを夢見るメリーが共有できる独立した場である。

とまあ二つの仮説があって、ちょっと困っているのです。はい、いずれ一本に絞ります。

さて、以上が前フリ(やはり長い)。以下、「友達」というものについて感じたいろいろを。

結局は別な夢魔、人間コンビを登場させてメリーと夢路の関係にフォーカスを、ということだったんだろうと思いますが、イチマとみなとちゃんの関係もただの対照物と捨て置くにはあまりにもったいないものでした。だからイチマみなとからメリー夢路への展開でなく、メリー夢路からイチマみなとへの帰結という形で書いてやろうぞ。

さて、それなら最終問題はやっぱりイチマとみなとちゃんは友達だったのか、ということにしたい。

夢路は「利用するだけの関係は友達ではない」と言い放ちます。そして、肩に手をかけられたのを、みなとちゃんはするりと抜けて、イチマに向かって「ごめんなさい」と言うのです。

メリーと夢路の関係は友達。それは論拠とか何もなく、「だってお前ら仲いいじゃん」くらいのものです。で、この3話の最後にメリーと夢路を結びつけたのが、器にされそうな人間を見つけることができるという夢路の能力でした。

これから行動を共にしていくわけだけど、この二人の関係って、メリーが夢路の能力を利用している関係と言えなくもない。

別の例。メリーはデイドリームの世界で夢路を助け、みなとちゃんを助けたけど、それは自分が幻界に帰りたいからという目的のついで。

全部、何か明確な目的があって、その副産物として「友達」の関係がある。しかも確固として存在できている。

缶蹴りが三人の友情のシンボル。缶蹴り以外の行動には、「利用価値」やら「自分の目的」なるものがついて回るのだけど、じゃあ、メリーがみなとちゃんを助けたことと「友達」であることは関係ないのか、メリーと夢路が協力することと「友達」であることは関係ないのかと考えると、全くそうではないのです。

「あいつは自分にとってプラスになる」「あいつと自分は友達である」は共存しうる事象。思えばそれって当たり前のことでしょう。

だからイチマがみなとちゃんを、ただただ利用するつもりしかなかったとしても、友達のいないイチマにとって唯一の話し相手であるみなとちゃんは友達になりうる存在だった。イチマも自覚していなかっただろうけれど、イチマにとってみなとちゃんが単なる器候補(=明確な目的)ではなくて、友達みたいな感情が湧いてきたって不思議じゃない。

だから、たとえ初めは「利用してやろう」だけの関係だったとしても、イチマにとってみなとちゃんは大切な友達になっていたはずだと思っています。というかそうであって欲しいと思っています。

だいたい井口裕香は「うざい・うざい・うざくて仕方ない」子だけど、基本はいい子みたいな役どころなんだよ! だからイチマだってきっといい子だったはず。

まあ冗談は置いておくとして、だからイチマとみなとちゃんも友達と言ってよかったはず。でも、もうだめ。最後までイチマは心を開かなかったから、みなとちゃんに「ごめんなさい」と断られてしまうのです。

見方によっては一つの悲劇。最後にみなとちゃんは、ちょっと上(=ちょっと幻界より)の滑り台を降りて、地面(=現界)で縄跳びをしている子供たちに交ぜてもらうのです。

【蛇足】自分、幼女と見るや「ちゃん」を付けたくなるけどロリコンではないです。

【余録】夢路がみなとちゃんに向かって「遊んでくれてありがとな」と言っていたのが印象的。ここに夢路の友達関係のギブアンドテイクに関する哲学が覗える。つまり夢路にとって友達は「共に楽しくなれる関係」のこと。何を与えるとか、価値があるとかは完全に切り離してしまって、両方にとって「楽しい」「嬉しい」という関係であることが友達であるということ。それなら確かにイチマは友達じゃないよな。

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