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2011冬期
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放浪息子 第2話 「きらい きらい 大きらい」

1話からあった匂い云々というのは原作にもあるのだろうか。極めて岡田磨里らしい表現で、面白いと思う。

「生きていきにくい」と言う。ただ、生きていきにくいのはさおりんに限ったことでなく、二鳥くんだって、高槻さんだって生きていきにくい。今回の「冷戦」に関して一番同情したくなったのは佐々さんだし、「生きていきにくい」という言葉を吐いた有賀くんだって、そんなに生きていきやすい人ではなさそう。

ほんの些細な行き違いと意地が原因。それが収束するのだってほんの些細な原因。スケールなんて小さい。どっちが挨拶をしなかったのかなんて、笑い飛ばせる程度の些事。そんな繊細な世界で、おとこのことおんなのこは「生きていく」。

思ったことをなんとなく書いてみました。感覚としては、彼らは随分と気にしなくていいところを気にしちゃっているという印象を受けます。「おんなのこがなんでできているか」「おとこのこがなんでできているか」なんて、僕は考えたことがないです。考えずに男の子になり、男になっています。

ある意味ではこれまでの全てが些事。でも、彼らにとっては一大事。本気で思い悩んだりする対象です。だからみんな「生きていきにくい」。

さおりんが可愛い。特にどうということもなく、純粋に恋する乙女、恋に悩む乙女なんだけど、彼女は格別に「生きていきにくい」性格をしている。「先輩に挨拶しなかった」ことを隠して、全く顔に出さずに悩む。アイスを食べながら「こんなことしてもらう資格ない」ともらす。そんな性格。

二鳥くんと高槻さんという、性差を直視しなければならない二人の物語にとって、さおりんは「恋愛」なる男女の関係を導入するという役割を果たしています。

「大嫌い」とケンカをします。お互いにどういうところが嫌いか指摘し合います。「私はあなたのここが嫌い」は言える。でも、「私はあなたのここが好き」というのは、なかなか見つけられない。

さおりんは可愛い男の子が好きなの? それは可愛い女の子ではいけないの? 1話ではメガネの男の子に「奥ゆかしさが足りないのよ」と言っていたけれど、二鳥くんのようであればいいの? 二鳥くんのどこがいいの?

二鳥くんは高槻さんが好き。それは高槻さんが格好いいから。じゃあ、格好いい女の子が好きなの? 可愛い女の子では駄目なの? 男の子は、臭いから嫌いなの? 自分が男の子になって、臭くなっていくことも嫌なの? 女装が好きなのは、それを拒みたいからなの?

高槻さんは二鳥くんが好きなの? 嫌いではない、だろうけど、じゃあ好きなの? 二鳥くんとは悩みや秘密を共有できるけれど、それがいいの?

全部、キャラクター自身で考えていることだと思います。で、自分自身でまだ答えを見つけられていないものだと思います。

「私はこれが嫌い」と判断する材料ならいくらでもある。だから世界を見つめるほどに「きらいきらい」は増えていく。反面、「私はこれが好き」と自信を持てる根拠は身の回りに乏しい。結果、自分の周りは嫌いなもので溢れ、「生きていきにくい」ことになる。それから、恋愛っていうものが難しくなっている。

二鳥くんはそんな些事の連鎖の中で、ちょっとだけ「こういうのいいな」と思える些事を見つけました。みんなで下校、寄り道してアイス。世の中は意外とすぐ近くに好きなものをが転がっているものです。

これは彼らにとって一つの希望でしょう。嫌いなものが見えてしまう年頃です。それは他人であったり、他人以上に自分であったり。でも、好きなものはそこにある。そこになくても作り出すことはできるのです。

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放浪息子 #02『きらい きらい 大きらい』 感想 from てるてる天使 2011-02-11

リアルな痛み。

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