アニメの目

  • -- - -- --
カテゴリ:
スポンサー広告
コメント:
-
トラックバック:
-

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ:
2011冬期
コメント:
0
トラックバック:
0

魔法少女まどか★マギカ 第5話 「後悔なんて、あるわけない」

前回の流れできて、今回のタイトル「後悔なんて、あるわけない」を見た瞬間に完全な鬱展開しか見えなかったのだけど、以外と鬱展開ではない。さやかが間違ったことをしたと思っていないことは、どうやら確かなようです。

声が明るかったもの。教室での笑い声は空元気かな、とも思ったけど、その後のまどかとのやりとりを見る分には、本当に魔法少女になったことに関して後悔がない。

でも考えてみると、それは当然なんですよね。リスクとリターンを天秤にかけた結果、覚悟の上で魔法少女を選んだのだから、恭介を救って、魔女をやっつけて、友達を助けたという、言わばいいこと尽くしのこの段階で、なにか後悔の念がわき起こるはずもない。

だから「後悔なんて、あるわけない」は自明の真。

あれ? さやか自身にとってそれが全く当然のことならば、どうして彼女はそれをわざわざ言葉にした?

広い意味での後ろめたい気持ちが全くないのならば、そもそも「後悔」なんて言葉が思い浮かばないはずなんです。でも、さやかはそれを考えた。ということは、それなりになにかを腹の底に抱えているはず。

たぶんそれは恐怖。ほむらがまどかに忠告したような、「大切なものがあるならなにかを変えたいなんて願わないほうがいい」ということに関する「後悔」は全くないのだけど(なにせこれまでの成功に「浮かれてしまっている」のだから)、ひょっとしたら自分も死ぬかもしれないという恐怖はある。それが「後悔」という言葉を想起させる。

そうやって考えると、マミさんの死という影響はやはりさやかにも現れているんですね。前回の感想では、まどかに比べてさやかはマミの死を「自分事」にできていないようだ、と書いたのだけど、それでもやっぱり強烈なインパクトではあったみたい。

「マミさんの死」という事実が、「生きている自分がしなくちゃいけないこと」という形でさやかに魔法少女を決心させ、同時に「自分も死ぬかもしれない」という恐怖心として、さやかの心に根付く。そういう二面性。

その間に存在するしかないさやかは、ひとことで言うならやっぱり不安なんでしょう。くどいようですが、さやかは魔法少女になったことを後悔はしていない。だって、恭介がバイオリンを弾けるようになり、まどかたちを助けることもできたのだから。でも、不安がある。恐怖がある。だから、理性的な側面でなく感情的な側面から「後悔」という言葉が自然と生まれたのだと思います。

そうやって不安定な自分をなんとか安定させるのに必死。まどかから魔女パトロールに同行したいと言われたときの反応からして、さやかはきっと「正しいことをしている」という担保が欲しかった。まどかを守るという状況によって自分の安定化を図るのです。

それはきっと、魔法少女を「正義の味方」と信じ込もうとしていることと、根は同じでしょう。死ぬかもしれない、つまり、自分の命と引き替えにしたのです。だから、「自分の命と引き替えにしてでも為すべきことであった」という保証が欲しい。

だから赤の魔法少女、杏子との戦いでも一歩も引かない。相手が魔女でなくても、自分の思う正義に反する存在であれば敵となります。「正義の味方」を心の拠り所の一つとしているさやかにとって、杏子はまさしく自分を危ぶませる者なんだから。

でもまどかの目には、それは「間違っている」ように映る。なんとも皮肉な話ではあるけれど。

もう契約してしまいそう、というところになって、まどかにとっての別の「正義の味方」であるほむら登場です。止めに入ったのは、どう考えたってまどかを魔法少女にしないため。それ以外のなにものでもない。きっとルールとして、魔法少女が魔法少女を助けることに価値はないから。だからこそ今、縄張り争いなんてものがあるわけだし。

それからほむらはマミの優しさを否定していたけど、そのあたりもきっと関係しているでしょう。

三人の魔法少女と一人の魔法少女予備軍。めいめい、全く別の方向を向いています。それでも『まどマギ』は、こんな容赦ない展開で、こんなえげつないマスコットキャラではあるけれど、女の子の芯の部分では純白を守ってきているアニメなので、それぞれにとても正しい部分というのはあると信じています。

コメント


コメントを管理人にだけ表示させる

トラックバック

このエントリにトラックバック
お知らせ
最新のエントリ
カテゴリ

アニ☆ブロ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。