アニメの目

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2011冬期
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STAR DRIVER 輝きのタクト 第21話 「リビドーなお年頃」

リビドーなお年頃て。

バニシングポイントっていう言葉がある。日本語にすると消失点。すなわち、この世界を遠近法でもって絵画世界に落とし込むときに、三次元空間の平行線は絵画上の二次元平面においてはどこか一点で交わることになるのだけど、その点のこと。

バニシングという言葉がこの消失点を意図しているなら、本来は交わるはずのない(平行な)ある二つの要素が、例えばヘッドの描く絵のように、ある一つの物語視点から捉えれば交叉するということ、かな。

マドカらの言う「命知らずのバニシングエージ」というのは、バニシング(vanishing)の原型バニッシュ(vanish)の意味する「消える」から来ているのだろうけど、やっぱりヘッドが絵を描いていることを考えると(あるいはこれがアニメであることも含めて)、バニシングポイントを意識したくなります。

ということで、原義を抑えた上でふたたび消失点の話へ。

ある二つの平行要素というのはなんだろう? 安直に飛びつきたくなる二つの要素っていうと、スタドラの二本の支柱、すなわち、ロボット要素と学園要素。本来なら結びつくはずのない二つが、ヘッドの思い描く世界においては確かに交錯しています。

あるいは、男女関係なんてどうだろう。トキオとソラが交わることができた(エロい意味でなく)のは絵画世界においてのみ。現実はずっと平行線で、島にやってきたトキオ、島から出ていくソラという形で見事なすれ違いをしていたのです。

そういうヘッドの極めて私的な経験、感情から付けられた名前と考えるのも面白いかも。

しかし、ヘッドの私情という意味では、原義(消える)のほうがよりしっくりくる解釈も得られる。力そのものへの憧れ、リビドーでもってヘッドは邁進していて、その中で大切な女性を二人も手放した。ソラとサカナちゃん。二人とも銀河の船のエンジンにその血を捧げてしまったのか。

ヘッドはそのことを気にかけている。本当に強い力を手に入れれば、それらを取り戻すことだってできると考えている。つまり、ヘッドにとって今、この時間は耐える時間。自分を殺して、消滅する(vanishing)時期(age)なのだと。そういう戒めを込めた名前なのかも。

カタシロがトキオ(トキオから現在のヘッドにかけて)を「ゼロ時間に捕らわれている」と表現していたけれど、実はヘッドもそれは自覚しているらしい。今はゼロ時間にいる(すなわち普通の世界からは消えている)時だと考えていて、いずれそのゼロ時間から抜け出してバニシングエージを終わらせるのだという、そういう目標なのかな。

バニシングという言葉に関して、二重三重の意味構造、というよりは、いろんな案を出して「どれかはいい線いってるんじゃない?」くらいのことを書き下してみました。

バニシングエージからの人材流出が止まらない。とは言っても、もともとのメンバーに戻っただけなんですけどね。でも、やっぱりバニシングエージというのは、少年少女が立ち入る一つの時期であって、いずれ全員がそこを通り抜けていく類のものなのかもしれない、と思います。その意味では、全く逆の存在であるように感じられる「リビドーなお年頃」ともかなり似ている。

【余録】タクトとスガタも「力そのものへの憧れ」ということは話していました。やっぱり親子だなあ、と思うと同時に、いやこれは少年が須く感じる類のものだろう、とも思います。でも結局その力は誰かのため、なにかのために使われることになるのだけど。

【ひとりごと】サカナちゃん復帰ならず。ヘッドの回想だけでしたね、残念。前回の感想で書いたことは結構本気で、サカナちゃんこそがヘッドを救えるのだと考えています。

【心配事】第三フェーズ以降のサイバディに第一フェーズは効かないというのにいつまでスガタはザメクを使わないつもりだろう。今回はワコがみなぎるリビドーを全開させたわけだけど、スガタだってそろそろなにかしないと最終話に間に合わない。と、メタな心配をしてみる。

【心配事の余録】今回のワコのリビドーサンダー(勝手に名前付けた)は、要するに「タクトくんは私のもんだ! 他の女は手を出すんじゃねえ!」っていうことを、マドカに限らず綺羅星ヒロイン全員に見せつける形になりました。タクトがマドカと「いちゃついている」のを快く思わない人間は多い(というか、あの場に居合わせた女性全員じゃね?)のだけど、それを「許せない」としてリビドーを爆発させるキャラはワコを除いて一人もいなかった。

もちろん、ワコには巫女としての力があって、綺羅星ヒロインはサイバディとアプリボワゼすることもできない、という能力の違いはあるけれど、あの世界、リビドーさえあればなんだってできるのだろうから(真面目な話です)、やっぱりタクトを想う気持ちが一番強いのはワコだったということ。

リビドーの敗北を感じたのはマドカだけでなく、あのワコを見た女性キャラ全員です。ってことは、これは残り話数、ヒロインはワコ一択で、全員が本気でタクトを狙うというハーレムエンドは難しくなってきたかなあ。

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