アニメの目

  • -- - -- --
カテゴリ:
スポンサー広告
コメント:
-
トラックバック:
-

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ:
2011冬期
コメント:
0
トラックバック:
0

お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! 第8話 まで

噂によるとすでに原作ストックは尽きたらしいので、ここまで見て思ったことを簡単にまとめて書きます。

まず、初回の印象では妹視点による妹の煩悩を垂れ流しにするアニメだったのが、ここのところ少し様子が変わってきていることについて。ヒロイン三人が出揃って、そうなってくると修輔を奪い合う三人というハーレムの構図が自然と成立するわけだけど、ここで修輔の煩悩っていうのが、ヒロイン各々の勝敗を決する指標として露骨に表れてきます。

もちろん未だに妹も幼なじみも脳内をさらけ出してはいるのだけど、それと同等以上に修輔が脳内をおおっ拡げにしている、ということ。ヒロインが類推する修輔の脳内という意味でなく、修輔の主観、モノローグにおいて。

その象徴的な回が、7話「兄たちのAKIBA」におけるAGE探検隊との絡みでした。まさか兄好きにおいて妹たちを排除したエピソードがあるとは考えてもいなかった。

修輔は、アプローチを受ける側という意味において、ヒロインです。でも、僕のよく知るヒロインとはどうも違うらしい。そういう感覚です。で、このことについて考えてみると、どうも修輔というのは少女マンガ的なヒロインのようです。

というのも、ヒロイン三人が修輔の煩悩を共有して愛でることができているらしいから。今では委員長に鼻の下を伸ばしまくっている修輔を、妹&幼なじみが観察して歯ぎしりしながらも、そういうダメダメな修輔の観察を楽しんでいる、というパターン。

こんなことって、男性向けのアニメ、マンガではなかなかなかったように思います。ある特定のヒロインと仲良くしている主人公を、別のヒロインが嫉妬して眺める、というパターンはもちろん鉄板テンプレだけど、そこから一つ発展させて、アプローチを受ける主人公を全ヒロインが愛でる、というのは今までなかった。

「あんな女に鼻の下を伸ばして」と怒るところまではいいのだけど、その後「そのだらしなさがいいよ!」となることは今までにないパターン。ひとえにヒロイン側の変態性、あるいは修輔の主人公としての特異体質によるもの。

で、これが実は少女マンガ的ヒロイン像に合致する部分が多い、と思う。ひとまず修輔を女に、ヒロイン三人を男に置き換えて考えてみることにします。

イケメン三人から熱烈アプローチを受ける主人公ヒロインは、あの人もいいな、この人もいいなとなる。イケメン三人は「俺の彼女だし」「いや俺のだし」と言って争いながらも、結局は真ん中であたふたしているヒロインの可愛らしさに和んで、いつの間にかヒロインの可愛さを共有する仲間意識みたいなものが芽生え始める。

なんとなく少女マンガにありがちな気がしません? あ、いや、あんまり少女マンガの素養がないもので、誤解や偏見が交じっている可能性は大いにあり得ますが。

少女マンガって言ったら、こう、読者の煩悩の具現化みたいなところに魅力があるのだと思う(今すごくステレオタイプなこと言った!)。少年マンガが夢や希望を描いているのに対して、少女マンガは煩悩を描いている、ということはずっと考えていたこと。もちろん、その型にはまらないものも少なくなく(というか、最近はその傾向が強い?)、こういったタイプの少女マンガは減ってきているのかもしれないですけど。

で、兄好きなんだけど、これまた随分と煩悩を描いている。修輔およびヒロインたちの煩悩だけでなく、メタな意味でも。つまり、男読者の脳内煩悩を具現化したような作品内容ということ。

あんなこと考えてこんなことに悶絶している美少女たちに囲まれてナヨナヨしていると、そういう自分の駄目なところを見てさらに悶々とする美少女たち、というのは、限りなく男性読者、男性視聴者の煩悩だと思うのです。

ハーレムは男性視聴者の夢。兄好きの世界は男性視聴者の煩悩。兄好きは視聴者の脳内にある煩悩を、今までになかった少女マンガ的方法でクリティカルにえぐり出したアニメなのではないかと考えています。

でもまあ、OPで奈緒に「煩悩だって美徳」と全肯定していただいているので、胸を張っていきたいと思います。

コメント


コメントを管理人にだけ表示させる

トラックバック

このエントリにトラックバック
お知らせ
最新のエントリ
カテゴリ

アニ☆ブロ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。