アニメの目

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2011冬期
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STAR DRIVER 輝きのタクト 第24話 「ひが日死の巫女」

かなり初期に、タクトは学園青春の守り手ではなく、ロボットサイドに属する破壊者なのではないか、という疑惑について触れたことがあります。なんか、すごくそれを思い出した。

例えばタクトが島にやってこなければ、スガタは綺羅星に入ることはなかった。スガタが綺羅星に入らない以上、ケイトが封印を破らせることにもならないし、そもそもケイトの封印を破る意味がない。ならばケイトがあんなふうになることもない。

風桶ではないけど、タクトが来なければ、と思いたくもなる。だって、タクトが来なければスガタはワコにとっての王子様であり続け、ケイトはそんなスガタに尽くし、誰も今のように悩んだりせず、スマートに済んだのだろうから。

島に綺羅星のごとく現れた銀河美少年は、じゃあ島になにをもたらしたのかと考えると、争いと不安と悩みくらいなものなのです。実は島の平和、学園生活を乱すものであった。闖入者、です。

でも、視聴者、キャラクター共々、タクトを憎んでいる人って、そうそういないと思う(立場上嫌うということはあっても)。それってやっぱり、自らの青春は自らの手で守るしかないからなんじゃないかな。それを分かっているから、誰もタクトを憎みはしない。

ケイトが意外とすごく子供。完全な自己満足で、愛を捧げられることが嬉しくて仕方ないらしい。いつも陰からスガタを支え続けたケイトとしては、それでも許嫁はワコで(しかもそのワコはタクトとの間で揺れているらしい)、ならば最後まで一途に貫くことそのものに価値を見いだしてしまってもやむを得ないのかな。

しかしそれで満足できるというのは、やはり年相応か。結局のところ、スガタとキスできたのだからそれで構わないのだ。あとは自分勝手な愛を自分勝手にスガタに捧げたということを、ワコに見せつければ終わり。しかし、ワコに見せつけなきゃ気が済まないというのだから、やっぱり青春だよなあ。ある意味「一番恐いタイプ」の青春だ。

スパッと大人子供の対比に持ってこられたのが、タクトを挟んだ後ろ側のカナコ嬢。あの豪華客船的なものは、財力を誇示するためでもなく、パーティーを開くためでもなく、いざというときに島民を避難させるのに使うため。あれこそが大人というもの。大人の目を持ってらっしゃる。

ケイトの場合、ずっと自分を押し殺してきたから、その反動として自分100%の青春、すなわち自分が満足する青春を爆発させているわけだけど、それにしてもこの二人の視野の違いというのは際立っていました。

でも、ケイトはちゃんと自分の青春を自分の力で花咲かせた。その点において、僕はケイトが大好きです。

上で述べたように、タクトが島に来ようが、サイバディが暴れようが、第一フェーズの魔力で人生を狂わされかけようが、要するにどんな外的要因で自らの青春が破壊されそうになったとしても、その青春を守れるのは自分しかいない。

スガタは綺羅星に入るという決断でもって、自身の青春を貫こうとしている。ケイトは一人を想い続けるという誓いを、自身の封印を捧げることで果たした。だから彼らは輝いて見える。

さて、輝いていないのが二人。一人はヘッド。もう親父は駄目なのです。それからもう一人、ワコ。

夕日を見て、ワコがポツリと行った言葉「今日の空は今日しか見られない」。一見、すごく青春っぽい。今を生きてるって感じがする。でも、違う。正直、ワコの口からこの言葉が出るとは思ってなかった。だってこれ、ヘッドと同じことを言ってるんですよ。

斜陽というのはヘッドのイメージ。その沈みゆく太陽を眺めて、「このままずっと空を見ていたい」「けど、今日のこの空は今日しか見られない」ときたもんだ。ヘッドの「楽しい長い夢を見る」というのと、性質的にかなり近い。

夕日というのは沈むもの、つまり、もう終わるもの。もう終わる一日を眺めて、いつまでもこうしていたいと思うのは、今を生きているのではなく、過去を生きている。スガタもタクトも、三人という関係の終わりを見据えているのに対して、どうしてもそれができないでいるワコ。だから、いつまでもこのまま、なんて言う。

悩みのない青春なんてないというのに、その悩みで歩みを止めて、いつまでも同じ時間に留まろうとする、もうすっかり親父になってしまったはずのトキオ青年と、少女ワコ。時に対する固執から、自らの青春を輝かせられない二人なのだと思う。

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