アニメの目

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2011春期
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TIGER & BUNNY 第1話 「All's well that ends well.」

あんまり見るつもりなかったんだけど、広告アニメだっていうんで、どんなもんか気になって見たら、存外面白い。サンライズひさびさの当たり、来るか?

現実的にヒーローってあり得るの? ネクストという特殊能力を持つ彼らは、まあ、ドジだったり間抜けだったり人間味はあるものの、能力的には空想世界のヒーローになりうる存在です。が、実際はそうはいかない。

一つ、お金が必要。確かにコテツのやり方は無茶で、無駄にものを壊しているようにも思うけど、基本的には超人が暴れているのだから、当然被害は出るわけです。ならば賠償は必要で、ヒーローをやっていけるのは「スポンサー様のおかげ」なのです。

一人で勝手に暴れて、活躍して、帰るというのでは、むしろ損害のほうが大きい。所属なしのフリーで登場したルーキーに対して、コテツは「無茶」と言っていたけど、まさにその通り。なにかしでかしたときに後ろ盾になってお金を出してくれるスポンサー様がいなければヒーローは一切の活動を行えないと言える。

もう一つ必要なもの、人気。スポンサーの名前を背負って、体にロゴをプリントして活躍するヒーローが、もしも人気がないということになったのなら、広告塔としての価値がないのだから、スポンサーとしてもそのヒーローを雇うわけにはいかなくなる。

だから人気が大切。でも、人気を取らなきゃならないとなると、派手なパフォーマンスが必須になってくる。ミスターヒーローことスカイハイは、「ありがとう! ありがとう!」と二回繰り返して同じことを言うようだけど、あれが一つ象徴的な例。もっと派手なのだと、ペプシのアイドルヒーローみたいな、あの人。「ヒーローは顔を見せるものじゃない」というコテツのヒーロー観に対して、実際は(犯人逮捕や救助などの活動以外に)一般民衆にアピールし続けなければならない。

商売としてのヒーロー。それをうまく切り出すための設定として、あのショー番組がある。人々に希望を与えるはずのヒーローが、実は社会の仕組みにがっちりと捕らわれてしまっていて、せめてテレビの中でだけは精一杯に暴れまくる。それを見た子供が、(これまた商売活動の一環である)ヒーローのカードを買い集める。そういう社会の裏表。社会の矛盾とヒーローのジレンマ。

ヒーローであると同時に、コテツは父でもあるようです。普通の、ごく普通の父親。ここでまた裏表。

見たまんまだけど、コテツってすごく不器用。すごく損な生き方をしている。1話見て、きっと誰もが「ヒーローやる意味あるの?」って思っただろうと思うんです。命に危険があって、冴えない成績で、雇い主が替わって、それでも続けるヒーローという職業。僕にはまったく魅力的には思えない。

決定的だったのが、風船を木に引っかけた少年。泣いていれば大人が取ってくれるという打算で、泣いているのです。バーナビー・ブルックスJr.氏はこれを華麗に無視。しかしコテツは取ってあげるのです。夢を与えているようで、実は子供のほうがよほど現実的。結局のところ、ヒーローという希望を信じているのはコテツだけなのではないかという疑念すらある。

爽やかにはじけて、そこそこ爽快感のあるヒーロー番組と裏腹に、それ以外の生活はずいぶんと湿っぽい。なんかちょっと臭う。この臭いをこれからどう料理していくのか、やり方には注目したい。

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