アニメの目

  • -- - -- --
カテゴリ:
スポンサー広告
コメント:
-
トラックバック:
-

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ:
2011冬期
コメント:
0
トラックバック:
1

夢喰いメリー 第13話 「夢、ふたたび」

諦めない、すなわち、信じるというパワーですよね。

メリーの弱さは孤独であること。「地に足着かぬ」の表現で現界における迷子となっていたメリーが序盤で描かれ、夢路というパートナーを見つけることでたくましい成長を遂げたわけですが、ここへ来て再びの迷子、でした。

つまり、メリーは夢路がいないとなにもできない。夢路に信じられて、夢路に支えられて初めて強くあることができる。すなわち、夢路の夢なのです。

結局のところ、勇魚を人質にとられながらも、夢路が自分の夢(「ヒーローになる」とは違う、と言っていたけど、「諦めない」と「ヒーローになる」は夢メリの世界では同一だと思う)を信じ抜いた、ということが勝因だったわけですが、やはりそれにもきっかけは必要だった。

そのきっかけを与えてくれたのは、たぶん河浪・レオンのコンビ。レオンの決断は、自分の命を差し出すことで、ミストルティンに復讐という自分の目標を達成すること。それだけに留まらず、レオンが死ぬということは、河浪の夢(=勇魚)が消滅するということ。河浪は自分の夢としての勇魚を失い、勇魚自身を守った。なぜなら、勇魚そのものが河浪の夢で、その意味では夢を守り抜くことになるのだから。

この辺の構造はすごく面白いと思う。こういう夢の失いかたなら、また取り戻すこともできそうな気がしますね。つまり、河浪は一度はしっかりと夢を信じて、その上、叶えているわけだから。

さて、それを目の当たりにした夢路。夢を信じ切るということの強さを認識するわけです。だから夢路は諦めない。メリー(=自分自身の夢)を信じて、「パレイトだけ送り返せる」です。

夢もキボーもない話、だったんだけど、その中で人間(+夢魔)関係から少しずつキボーが生まれ始めて、最後には夢を信じ、その結果「悪夢」を喰ったという話かな、ひと言でいっちゃうと。

しかし、前回の「人間=光/夢魔=闇」という新しい見立てでいくなら、必ずしもハッピーエンドというわけではないようにも思う。だって、結局のところ、人間と一部の光に触れられた夢魔とが協力して闇の存在を葬ったという話なわけです(少し乱暴な型へのはめ込みではあるけれど)。ミストルティンの存在の必然性というか、そういうところが未解決。

人間は一日に経験したもののうち、嫌なことを夢に置いて明日に向かう。そうやって人間に忘れられたところで夢魔は生まれる。ならば、ミストルティンの破壊活動はいわば人間への復讐でしょう。夢魔を殺すだけでなく、わざわざ人間に取りつかせてから殺すのだから。人間の光を打ち砕く者なのです、ミストルティンは。そして、その行動は気まぐれでもなんでもなく、必然です。

そうであるなら、光の住人が光を信じてミストルティンを殺したところで、基本的にはなんの解決にもなっていない。人間と夢魔の関係が、夢路周辺という局所的なところでなく、全体的に今と変わらない以上は、第二、第三のミストルティンは必ず現れるでしょう。自分自身、あるいは自分の夢(すなわち自分の仲間)を信じることの尊さを謳っていながら、そういう「夢もキボーもない」側面がやはり残っている(むしろ、強調されている)。これは予想以上に根が深いかもしれないなあ。

エルクレスという夢魔の存在を見事に放置してシリーズを終えたことも、とりあえず不安材料として残るので、やはり夢メリは一面的な「夢とキボー」を描いて終わりというわけではなかったわけだ。(原作におけるエルクレスの扱い、および、原作とアニメの関係は詳しく知らないのだけど、エルクレスをカットしてテレビシリーズを構成することは、そんなに難しくないと思う。それなのにエルクレスを登場させているというのだから、きっとミストルティンを滅ぼしてなお、負のイメージを残したいという意図だと思う)

つまり、信じることは素晴らしい、と言い張ることはできないわけです。信念というのは単一視点的で、どうしても目に見えない部分がある、ということを確かに警告していたのだと思う。あるいは、そういう闇に襲われながらも、なお光の道を歩み続ける人間のたくましさを表現したのか。最後のメリーの笑顔は、そう納得させるだけの最高の笑顔だったんだし。

最後の最後に少し見失った感じが残ってしまいました。時間を見つけて、まとめて考え直したい。

コメント


コメントを管理人にだけ表示させる

トラックバック

◎夢喰いメリー第13話「夢、ふたたび」 from ぺろぺろキャンディー 2011-08-11

ユメジが茄子女さんの剣で戦うがかなうわけもない。もう一つ選択肢がある、戦って勝利するもよしだと、レオンが戦う。そして、レオンとミストルティンの戦いになる。レオンの命と、...

このエントリにトラックバック
お知らせ
最新のエントリ
カテゴリ

アニ☆ブロ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。