アニメの目

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2011春期
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花咲くいろは 第2話 「復讐するは、まかないにあり」 感想

今さらかよ、と、つっこまれそうですが、GWの楽しみにとっておいた花いろ、視聴再開です。あ、放浪息子の感想がまだ最後までいってませんが(というか、視聴も現在ストップ中)、こちらもGW中に全部見直して上げるつもりですのでよろしくです。

ここまでを通して、つぼみっていうイメージが強い。緒花はつぼみで、つまりまだトンネルの中。で、つぼみにしろトンネルにしろ、周りのことってよく見えない。1話の「ドラマチックでありたい」「どきどきに巡り会いたい」という感覚と、それを得るための2話「頑張りたい」とがしっかり呼応していて、緒花自身はその当然のプロセスを疑いたくはないんだけど、なぜだかうまくいかない。そりゃ、やさぐれたくもなるさ。と、以下ではそういうことを書きます。

さて、緒花は周りの人を信頼しないと言います。期待しないことにします。それは、これまでの人生を母と共に過ごしてきた経験から導かれた教訓であって、同時に、その母の金言でもあります。

だって、世の中は女子高生の期待に応えられるほど甘っちょろいシステムではないんだから、その心構えは確かに重要。でも、逆に言うと女子高生が全部自分でできるほど世の中が甘っちょろくないというのも事実で、緒花はその狭間で揺れ動くのです。

ここではじめのつぼみ。緒花は、ともすれば自分だけの世界にふさぎ込んでしまうところでした。周りに期待しないということは、つまり、周りを見ないということで、周りと関わらないということで、トンネルから出ないということです。言い換えるなら花を咲かせないということにもなるんだけど、まあ、緒花自身はこの段階でこのことに気付いてはいないらしい。

緒花は、実はそんなことは嫌なのです。お母さんのことも信じたいし、頼りたい。母親不在でも参観授業は過ぎるし、一人でもご飯は作れる。でも、やっぱりお母さんがそんななのは嫌なのです。お母さんのことは信頼したい。

「復讐するは、まかないにあり」、いい言葉です。復讐っていうのは決して一人ではできないから。それに、緒花はその復讐が、自分の気持ちが相手に届くことを期待している。お母さんが、自分の不満と寂しさを込めたブロッコリーを食べてくれたように、民子も菜子も、自分の復讐まかないを食べてくれると信じている。

つまり、レスポンスを期待してコールを投げかける。緒花発のコミュニケーションです。つぼみでも、トンネルの中でも、本当は周りのことを知りたいというわけです。

さて、「死ね」です。民子の名言です。ですが、これはやはりよろしくない。

民子の「死ね」が、どうしてこんなにも緒花を傷付けるのかというと、緒花が可能性少女だからです。造語です。前回の感想で書いた、「確定させたくない」少女、つまり、自分の可能性を残しておきたい少女のことです。

だってつぼみだもの、と、ここで二度目のつぼみ。期待はできないけれど、自分も将来は花を咲かせるのかもしれないという予感だけは捨てきれないでいる。鮮やかな色の花を可能性として残しておきたいのが女の子ってものでしょう(こういうステレオタイプ的なコメントは控えたいんだけど、どうしても出てきてしまう。まあ男の子だってそうだろうけど)。

で、「死ね」というのは、その可能性、緒花が大切にしている全ての可能性を根こそぎ否定するワード。だって、生命がなければあらゆる可能性がない。本当に死んじゃったら、つまり、花を咲かせる可能性はゼロになるから。

この意味で、民子の「死ね」と、お母さんの「刈り取る」はまったく同義語。ほら、刈り取るって可能性の否定で、花を丸ごと死なせちゃうわけじゃないですか。だから、「死ね」を禁止にするのと「刈り取る」のを禁止にするのはまったく同じ意味で、つまり、緒花は本当に他人を信頼したくて仕方ないのです。

そういうわけで、「死ね」は絶対禁止。で、その上で「嫌いな食べ物」を尋ねる。断固尋ねる。復讐まかないを作るために。民子と菜子が食べてくれる可能性に期待できる、レスポンスのある復讐を。死んじゃったら反応はないものね。

と、いうところで、緒花のそういう心境変化、つまり、やっぱりトンネルを抜けたときのどきどきの景色には期待せざるを得ないというお話だったのでしょう。脚本に興奮しました。


【余録】緒花が草の上の方だけ刈って女将さんに怒られていたけど、あれって緒花が潜在的に可能性を信じているということの表れでもあったんだと思う。根こそぎ刈るなんて、緒花にはできっこない。

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