アニメの目

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2011春期
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花咲くいろは 第11話 「夜に吼える」 感想

1クール目のラストになって、ここで原点回帰というか、未解決問題である母親が登場。まあ、うまいっちゃうまい。

雑誌の評価で喜翠荘の評価が悪かったことに不満を感じて、緒花、単身編集社へ殴り込み! という、この感じ、すごくなつかしかったです。

頑張って、手応えもあるのに評価されない。これに不満を感じて苛立って、わけもわからずなにかをどうにかしたくなるのって、喜翠荘に来たばかりの緒花にもあった。例えば、よかれと思って民子の布団を干したのに、そのせいで女将さんに怒られて、それだけでなく民子まで頬を引っぱたかれるという事件。あのときに感じたむしゃくしゃと同じものを、今の緒花は感じている。その点、変わらない。

っていうのも、そういう性格に育ったのはあの母ありきだから。あの母の娘で、頑張っても報われないということをたくさん経験してきたから。それが喜翠荘にやってきて、頑張った結果、喜翠荘の仲間たち、お客様の信頼を得ることができて(9話および10話)、そして久しぶりに到来した理不尽がこれなわけです。

で、雑誌編集部に問い合わせてみたところ、なんと書いたのは母親ということが判明。なるほど、緒花が過剰に反応せずにはいられない理不尽を生み出すのは、やはりあの母ということか。

母とは全く会話がかみ合わず、永遠の平行線。大人の事情ってものがある、の一点張り。で、ここで緒花に面白い変化が。

あくまで一般論として「見てもいないのに評価するのはおかしい」と主張していたはずが、いつの間にかすごい個人的なことに切り替わっている。「雑誌に訂正が載らなくてもいいから、お母さんに見てほしい」

実はこれが緒花のストレート望みだったりする。要するに授業参観に来てもらえなかった緒花が、未だに母親を待っているということでしょう。

大嫌いな母親に、毎日ご飯を作ってあげていた女の子の複雑な心境は、離ればなれになってもまだ残っている。どうしても母親に自分を見てもらいたいという欲が、緒花にはある。

でも、やっぱり母親は手強い。娘がいつまでだって待ち続ける娘なら、母はいつまででも待たせられる母です。好敵手というかなんというか……

で、緒花としては孝ちゃんにも会いたい。孝ちゃんは都会で唯一緒花を見てくれた人だったから、母親にコテンパンにされると、どうしても孝ちゃんに会いたくなってしまう。

で、孝ちゃんのバイト先に行ってみると、なにやら女の子といちゃついてるじゃねーか。で、ショック。孝ちゃんも自分を見てくれはしない。

雨降る中、新聞かぶってプラカード掲げても、お母さんは「塩」を送るだけで欲しいものはくれないし、孝ちゃんが駆けつけてくれたと思ったら会話がぎこちなくて、コーラと紅茶を「変わらないな」と笑われるし。

この言葉が、緒花としては結構ショックだと思う。だって、変わっていないのなら、昔と同じでお母さんに見てもらえるわけがないから。以前の感想で書いたように、男としては緒花の変わらなさがよかったりするんだけど、都会を離れるときにつぼみだった自分が、あるいはトンネルの中にいた自分が、喜翠荘で頑張って、頑張った手応え(周りの人からの評価や信頼)を得たのに、都会に帰ってくると変わらないと言われるのです。まだつぼみで、トンネルの中だと、そういう絶望感を感じてもおかしくない。

夜道を歩けばチャラい兄ちゃんに声をかけられ(緒花はこんな人たちに見られたいのではない)、走れば紙袋が破れ、プラカード(母親に対する主張)がぶちまけられる。

そういうのがあって、すごい孤独を感じていたから、緒花が民子に抱きついたのでちょっと安心。でも、緒花は喜翠荘の人に見てもらうのではなく、母親に見てもらいたい。

なるほど、「輝きたい」という願いは、「輝いてお母さんに見てもらいたい」だったわけだ。前回、「ここにいる」と喜翠荘を選んだはずの緒花が、母親や孝ちゃんのことで涙を流す。やっぱり、そう簡単に決別はできない。

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