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2011秋期
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ましろ色シンフォニー 第1話 「ましろ色の出会い」 : 静けさという場

完全に予想に反してストライクゾーンにぶち込まれた感じ。いい意味で期待を裏切られました。優しさとか寂しさとか嬉しさが全部「静けさ」の中に解け入っているような、このAパートがとにかく好みです。

菅沼監督作品としては、『ささめきこと』が記憶に新しいわけですが、そういえばあれでも、こういうふうに、キャラクターを入れない画面を繋いで「静けさ」という場を作り出すようなことをしていたように思います。

そして、それが『ささめき』のころよりも、今のほうがより心地いいものになっているように感じますあのときは、「場」を作ると言うよりは「間」を入れているという印象が強かったと、おぼろげながら記憶しています。

まず、桜乃が道に迷った旨の連絡を、兄である新吾の携帯に入れる。それに対して新吾は、まったく動じず「迷子なら見つければいいんだもんな」という落ち着きよう。桜乃も桜乃で、見つけてもらえばいい、とだけ思っており、ここは天然と言うより「お兄ちゃんなら必ず見つけてくれる」という確信があることが覗えます。

妹から連絡があった新吾は安心しただろうし、兄から「見つける」と告げられた桜乃もまた、安心したでしょう。まずここで、安心という感情が、夜の静けさの中に解ける。

「そこの写真撮って」と言われて、自分撮り写メを送りつける妹に、くすり、と、新吾。「元気そうだな」とだけつぶやき、桜乃が旧市街にいることを突き止めて、淡々とそちらに足を向ける。楽しさが、静けさに解ける。

「バッテリが切れる」という桜乃の言葉に、少し焦る新吾。対する桜乃は、新吾の言葉を信じて待つも、寂しさは確かに存在する。二人の気持ちとシンクロするように、雨が降り出す。二人の感情は雨に、つまり静けさに解け入る。

愛里の電話から着信。これは安堵も嬉しさも含まれているはずの声は、常に一方が電話越しの声になるようにして描き、決して煩くせず、淡く表現する。この間、一度も愛里の顔を見せないのは「出会い」というキーワードを強調するためのものですが、これもまた、電話越しの声と共に、両者間に存在する「旧市街という静かな場」を強く意識させます。

迷子になった妹を探しに行く、迷子になったから兄に見つけてもらうというだけのことの中に、様々な感情が起こっては、静けさに解けていきます。それは愛里が入ろうが同じこと。

でも、Aパートで一瞬だけ静けさから溢れかえった瞬間があって、それが愛里と桜乃が茂みから飛び出してくるシーンです。画面中がキラキラと輝いて、煩い。今まであらゆる感情を同じように包み込んできた静けさが、これだけは包みきれないわけです。

本当に一瞬だけなんだけど、この溢れかえった時間がすごく好き。

【余録】

キンモクセイっていうとあの臭いだけど、その臭いすらも閉じ込めてしまうような静けさで、ここでは感情だけの話をしましたが、この「場」はもっとたくさんのものを吸い取っていそうです。

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◎ましろ色シンフォニー第1話ましろ色の出会い from ぺろぺろキャンディー 2012-02-09

女の子は何色かとナレ。主人公のシンゴがサクノに電話。瓜生新吾(うりゅうしんご)声:無/水島大宙瓜生桜乃(うりゅうさくの)声:安玖深音/後藤麻衣:コイヒメの劉備多分、声優の...

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