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2009春期
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Phantom~Requiem for the Phantom~ 第10話 「終幕」

ツヴァイがサイスに撃たれ、海に落ちたと報告を受けたクロウディアの表情が印象的。いままで、常に余裕な感じの顔をしていたのに、あんな驚いたというかショックを受けた表情ははじめて見ます。あの顔を見ると、意外とツヴァイに対して本気だったんだなと感じます。というか「アインを惑わすサイス、ツヴァイを惑わすクロウディア」っていう単純な構図で観ていてはいけなかったんだと反省。

彼女が信じるものは「任務ではなくはじめて人を殺したいと望んだ」ツヴァイ。あぁ、なるほど。サイスを殺したいという願望が他人に依存しない「自分のしたいこと」なわけか。

命令されたから殺すのでもなく、アインを守るために人を殺すのでもなく、自分の中から湧き出した殺意こそがツヴァイを亡霊から脱却させたわけですね。リズィたちと一緒にサイスを殺しに行ったときも、一発を残して弾を全部捨てたり、インフェルノな人々が狙撃に応戦している中、一人だけスタンドプレーに走ったりしたのは任務よりも優先する自分の意思を持った証でしょう。

そう言えばツヴァイに私怨のある雑兵くんも一瞬だけ登場しましたが、彼の仕事はツヴァイの引き立て役。「インフェルノ幹部がどう考えていようとも俺はお前を殺す」っていう彼の行動は、チームワークも作戦も関係無しにサイスを殺したいんだっていうツヴァイの感情にリンクしています。

クロウディアに捕らえられてツヴァイは精神が完全に壊れてしまって、また人形に逆戻りかと思いましたが、これは人形ではないと考えていいはず。「結局クロウディアに利用されただけじゃないか」という話になるとたしかにツヴァイは人形っぽいんですけど、でも『Phantom』ではこれまで「自らの意思を持つか持たないか」をポイントとしてきたわけですから。

対するアインはツヴァイに対して芽生えてしまった感情(まぎれもなく「自分の意思」)をどこにやったら良いのか分からずにツヴァイとサイスの間で揺れ動いていた感じです。

いや、もうアインの心の大半をツヴァイが占めていると思っているんですけどね。要はサイスを殺して二人で逃げるのと、このまま違う道を進むのとどっちが幸せかってことでしょ。

――と、そんな感じで観てたんですけど、サイスがツヴァイに追い込まれているのを目にしたアインが「マスター」と口にしていたので「え?」ってなりました。意外とサイスの割合も大きかったんでしょうか。いずれにしても、最後にサイスをかばったのはサイスを守りたかった(=任務)ではなくて、ツヴァイに普通の男の子として生きて欲しいと思った(=自分の意思)によるものだと思っています。本当に心の底から殺したいと願って、それを実行してしまうともはや普通の男の子には戻れませんから。まぁ今回の常軌を逸したツヴァイの壊れっぷりはその辺に繋がってるんじゃないでしょうか。

そんな感じでいったん幕引き。あれでツヴァイは生きてられるのかと思ったり、別の某アニメだと時間が戻って「○○編」かなとか考えたり。

それにしてもこういう静かなガンアクションって面白い。この感動を表すボキャブラリを持っていないのが残念すぎるくらいです。スリリングとかそういうぺったんこな言葉とはちょっと違うんですよね。なぜか『Phantom』は知らないうちに食いついて観ちゃってます。今期で一番引き込まれてるんじゃないかな。

去年の今頃だと『コードギアスR2』を放送していたけど、あれも相当ガッツリ食いついて観たっけな。まさか『Phantom』の感想にギアスを引っ張るとは思わなかったけど、共通点は多いと思います。緩急で視聴者を引きつける技法なんかはかなり似てる。

とにかくそんな感じ。観てる間の30分は純粋に物語りに浸っているのに感想を書くといろんなことに気付ける。やっぱり素晴らしいアニメだと思います。

それにしてもサイスの野郎は自分で「引き際が~」とか言っておきながらなかなか引き際を知らない人間ですね。今回も顔芸を披露しつつも何とか生き延びてやがります。


『Phantom~Requiem for the Phantom~』他の感想を読む

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◎PhantomRequiemforthePhantom第10話「終幕」 from ぺろぺろキャンディー 2009-11-29

「殺し屋でも人形でもなく、君が君として生きていくための名前」そう言って玲二はアインに【エレン】と名付けた。このまま二人でどこまでも遠くへ行く、はずだった…。しかし、玲二はインフェルノの手に、エレンはサイスの手にそれぞれ落ちてしまった…。クロウディアの説...

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